SIMフリー端末のメリット・デメリットとは?
SIMフリー端末は、これまでのキャリアと比較すると2年縛りもないですし、月額料金も安くなるのがメリットです。
一番のメリットは、大手キャリアと同じく7GBの通信制限に設定されたプランでも、毎月の利用料金が半額以下になるケースもあります。
料金プランを見ても、誰もがSIMフリー端末に移行するような印象を受けます。
しかし利用にあたっては、メリットだけでなくデメリットもあるので、あわせて紹介していきます。
SIMフリー端末を利用するメリット
SIMフリー端末を格安で
大手キャリアの端末を新規で購入する場合は、平均的に6万円以上かかります。一括で購入する人も中にはいますが、ほとんどの人は毎月の利用料金の中で分割払いをしていると思います。
分割払いにすることで、キャリアによっては毎月1,000円値引きという施策等を行っています。
ここでSIMフリー端末の価格をチェックしていくと、もちろん新発売の端末は高額ですが、ASUS ZenFone 5 (A500KL-BK32)のタイプで32,184円とありました。
決して安くない金額ですが、これまでのキャリア端末を比較すると格安と言えるでしょう。
SIMカードを挿す端末が選べる
これまで、ドコモなどキャリアのスマホを契約すると、端末とSIMカードがセットになっていました。そしてこのSIMカードを別の端末に挿しても使えない状態でした。
しかしMVNOでは格安SIMサービスがメインなので、基本的に端末を自由に選ぶことができます。
これまでは、使っているスマホの本体が壊れてしまった場合、ドコモであればドコモ対応の端末を高額な価格で購入する必要がありました。
しかし格安SIMであれば、好きなSIMフリー端末を選べるのです。さらに、スマホで使っていたSIMカードをタブレットに挿して使う事もできます。
SIMフリー端末を利用するデメリット
ドコモ・au・ソフトバンク等の大手キャリアは、お住まいの地域にショップがあり、何かあった場合も対応してくれます。もちろん電話の問い合わせ等も気軽にできます。
一方の格安SIMですが、今のところ、ショップを所有しているMVNOはほとんどありません。
私が契約したMVNO体験⇒ワイモバイルから楽天モバイルへの変更は失敗?正解?
今後はSIMフリー端末が普及するにつれて、店舗の出店が増えるかもしれませんが、今のところ分かりません。
もちろん各MVNOのホームページを見ると、電話やメール対応はしています。
またMNPというと、1・2時間で終わるイメージがありますが、MVNOのMNPに関しては、当日中に終わらないケースもあるようです。
SIMフリー(格安スマホ)のメリット
月額料金が安い
一番のメリットは月額費用が安くなることでしょう。これまでのガラケーと呼ばれる携帯は、月額料金が安かった記憶がありますが、スマホになってから高くなりました。
もちろんスマホでネットができるようになったのはメリットですが、利用料金も安くなって欲しいところです。SIMフリーの登場で、既存のキャリアの月額も下がる可能性があります。
2年契約や端末の縛りがない
携帯・スマホというと、2年契約というのが一般的です。途中で解約してしまうと、1万円近く解約金を取られてしまいます。しかしSIMフリーでは、2年縛り等の制約はありません!
料金体系が分かりやすい
これまでの大手キャリアの場合、「割引になるので、このオプションに入ってください!」という勧誘があったと思います。
そしてこのオプションの解約を忘れて、毎月支払っていた人も多いのではないでしょうか?
しかし格安SIMは基本となる料金体系が明確なので、毎月の請求金額を見て納得できることでしょう。
各社のサービスが増える?
今後SIMフリーが普及することで、MVNO各社がサービスに力を入れてくることが予想されます。
SIMフリー(格安スマホ)のデメリット
通信料が割高に
ホームページ等で確認すると分かりますが、今のところ通話料金は割高になっています。
しかし友達同士であれば、LINEなどのアプリを使えば、無料で通話できるので問題はないかもしれません。
通信速度やデータ容量に制限がある
こちらは、契約する前に必ず確認しておきたい項目です。
おサイフケータイ・ワンセグ利用不可
おサイフケータイは、最近のスマホであればほとんど利用できます。
自分で設定をする必要がある
スマホの機能を使いこなしている人は問題ないでしょう。店舗やブースがあるMVNOでは、対応してくれるケースもあります。
まとめ
SIMフリー端末のメリット・デメリットを紹介してきました。利用数する人によって、デメリットをデメリットだと感じない人もいるかもしれません。
これまではキャリアを契約する際、キャッシュバックや一括購入で0円というキャンペーンを実施していました。
しかし2016年2月から、総務省などの要請を受け、過度なキャンペーンは自粛する方向となりました。今後はますますSIMフリー端末が普及していくことが予測できます。
※スマホ関連ページ