中学校の費用
こちらも平成26年度子供の学習費調査(中学校の年額)から転載しています。
公立の学費等
・学校給食費:38,422円
・学校外活動費:314,455円
・学習費総額:481,841円
私立の学費等
・学校給食費:4,151円
・学校外活動費:312,072円
・学習費総額:1,338,623円
若干違いはありますが、小学校の年額に近いように感じています。また中学入学というと、中学受験も珍しいことではありません。
以前からの傾向ですが、大学進学で苦労したくないため、難関大学系列校の学費が高額になる傾向が見られます。
東京都の平成26年度 都内私立中学校の学費の状況という資料を見ると、初年度納付金を公開しているので参考になります。
たまに第一志望に受かったのはいいですが、学費が高くてあきらめる家庭もあるそうなので、受験前に確認しておきましょう。
ここで初年度納付金の高い学校を見ていくと、
1位:玉川学園中学部(国際学級)⇒1,837,000円
2位:成蹊(国際学級)⇒1,430,000円
3位:早稲田大学高等学院中東部⇒1,414,000円
となっていました。
授業料はもちろんのこと、入学金や施設費・その他の費用も高いと感じてしまいました。平均を見ると、928,984円となっています。
東京都教育委員会公表の公立学校卒業者の進路状況調査によると、平成24年度の小学校卒業生の進学状況は、都内の公立が81.5%、私立が16.3%、国立が0.4%。地区によって異なり、中学受験率の高い千代田区では、私立が39.0%、国立が1.0%、公立中高一貫 が15.5%で、受験を要する中学への進学者が55.5%を占めたそうです。
高等学校の費用
高校生になると、いよいよ大学受験が目前の出来事になってきます。
公立の学費等
・学校給食費:・・・円
・学校外活動費:167,287円
・学習費総額:409,979円
私立の学費等
・学校給食費:・・・円
・学校外活動費:255,151円
・学習費総額:995,295円
まとめ
・幼稚園から高校まで全部公立に行ったケース⇒527万2,500円
・幼稚園から高校まで全部私立に行ったケース⇒1,771万512円
こちらを見ると、だいたい3倍以上の金額の開きが見られます。
上記の調査では、学校でかかる教育費・給食費以外にも学校外教育費が含まれている点も見逃せません。
つまり学校外教育費の中には、学習机・パソコン・塾費用等も含まれています。
「なんでこんなに高いの?」と感じた人もいらっしゃると思いますが、このような費用が含まれているためです。
しかも習い事ですが、幼稚園の頃から通わせる家庭も少なくなく、1人あたり月に3万円かかるところも見受けられます。
もちろん学習費以外にも、ピアノ・そろばん、サッカー、少林寺拳法、スイミングスクールなど、いろいろな習い事があります。
子供が生まれるということは、この上ない喜びだと感じます。もちろん子育ては大変ですが、子どもの成長は日々楽しいものです。
しかし子供が成長して教育を受ける年代になると、その教育にかかるお金が半端な金額でないことが分かります。
3歳から18歳(高校)まで、すべて公立の場合は500万円ほどで、すべて私立の場合は1770万円以上かかってきます。
このような点を踏まえて、日々のお金のやりくりをうまく行っていきたいところです。また学資保険を利用するのもいいでしょう。