銀行がオワコン?なぜ業績が悪化して転職者が増えるのか?
最近では、メガバンクの大規模リストラの発表がありました。
みずほフィナンシャルグループは19,000人、三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行は9,500人というかなりの人数を削減する予定です。
一般的に銀行で働く人は、高い給料をもらっているエリートというイメージがありますよね?
そこでなぜ、
大規模リストラを予定するくらい業績が悪化し、転職者が増えているのか説明します。
ゼロ金利政策で銀行の収益が激減
その結果、お金を預けている預金者も、金利がほとんど付きません。
0.001%という低金利・・・
そのため、銀行にお金を預けるよりも、運用に資産を回す人も増えています。
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銀行マンは人気の職業?
以前であれば、新卒の就職先として、銀行が断トツで人気がありました。
しかし年々、人気は下がっているようです。
出典:【総合】2019年卒 就職希望・人気企業ランキング | キャリタス就活
各就活サイトによって順位は異なりますが、概ねこのようになっています。
銀行のATM利用者が減少
銀行のATMでお金を引き出す人が減っているようです。
池上彰さんの番組の中で以下のような推移になっていました。
〇2001年⇒2016年(ゆうちょ銀行を除く)
・約11.7万台⇒10.9万台
・約9兆円⇒約5.4兆円
その結果、銀行の窓口に行く必要性が減り、店舗も縮小していく傾向にあります。
※ATM台数に関しては、コンビニでの設置も普及しており、トータルでは増えているようです。
電子マネーの普及
suicaをはじめ、楽天edyやid、ワオンなど、本当に様々な電子マネーが普及しています。
その結果、現金を使わなくても、コンビニやスーパーをはじめ、様々な場所で買い物をすることができます。
電子マネーにお金をチャージする時もスマホ1台で事足りるので、銀行ATMを利用する人も減っていくことが分かります。
2019年にはスマホによるキャッシュレス決済の流れがやってきています。
仮想通貨は普及する?
上記の流れを受けて、流行っているのが仮想通貨というよりもブロックチェーンの技術です。
本来ならば、技術的な面で仮想通貨に注目すべきところですが、去年から投機的な面が圧倒しています。
確かに値動きが激しい部分もありますが、日本国内だけでも、
三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行をはじめ、ビッグカメラ、ヤマト運輸、メルカリといった大企業も続々と仮想通貨事業に参入しています。
いずれ、電子マネーのように、仮想通貨で取引できる時代が来るかもしれません。
今後の銀行の対策は?
銀行も新たな対策を練っているようですが、仮想通貨市場に参入していくことが予想されます。
現在仮想通貨を購入するには、ビットコインに換えて、、、というのが現状ですが、
今後は銀行が仮想通貨jpyというのを作り、ビットコインなどに交換できるようになるかもしれません。
もちろん、銀行と言えば融資でも利益を上げているので、その辺も何か新しい試みが出てくるでしょう。
みずほ銀行主体の通貨⇒みずほ銀行の決済サービス・Jコインペイを利用した感想
まとめ
このような状況を受けて、今の銀行の仕事にしがみつくよりも、銀行から転職して自分のやりたいことをする人が増えています。
最近TVで紹介されたのが、元銀行員を集めて、アフリカなどに融資を行う会社です。
その商品を見ると、年利が10%を超えるものもあれば、2%ですが投資した金額は補償されるというものもあります。
一方で一般企業に転職する組も少なくありません。
ちなみに、銀行の中で圧倒的に店舗数が多いのがゆうちょ銀行です。
メガバンクの店舗数が500~900なのに対して、全国に約24000店舗あります。
ただし郵送業も兼ねているので、現時点では、そこまで影響はないのかもしれません。