最近、24時間営業は必要なのか?必要ないのか、ニュースで話題ですよね?
日本の経済発展、人口増加によって、24時間営業が当たり前になっていますが、
現在は真逆の状況で、経済は良い状況とは言えず人口も減少傾向にあります。
そのため、24時間営業にこだわる必要はないと感じています。
特に!、経営側からしてみれば、夜間に売上・利益が出ているのかが重要でしょう。
田舎の方にあって、売り上げがほとんどないのなら、夜間は閉めた方がいいですし、
繁華街などの立地で・夜間も賑わっているなら、24時間のままでいいと思います。
そこで、現在のコンビニ等の状況を確認しながら、24時間営業は必要なのか、必要ないのか見ていきます。
24時間営業をしている各社の状況
コンビニ
・セブンイレブン
先日のニュースでは、24時間営業の見直しのため、一部店舗の営業時間を短縮する実験を行う旨を発表。
・ローソン
一部の店舗では、セルフレジを導入済。
さらに、スマホで決済できるローソンスマホペイを開始。
3月22日から、順次全国展開していくようです。
※スマホで商品のバーコードを読み込むことで・店内のどこでも決済できる仕組み
・コンビニの裏事情
コンビニはフランチャイズビジネスなので、コンビニオーナーは、本部にロイヤルティを支払います。
このロイヤルティを払った後に、人件費を引いたものがオーナーの取り分になります。
つまり!人手不足や人件費に関しては、本部に直接影響しないのです。
そのため本部は、フランチャイズ店舗に、24時間営業して欲しいのが実情です。
24時間営業で、人件費等でコンビニオーナーの取り分が減ろうが、本部に関係ないのです。
しかし働き方改革等の影響で、無理強いできない状況になりつつあります。
ファミリーレストラン
・ロイヤルホスト
2017年に24時間営業を廃止
※深夜と早朝のアルバイトは応募が少なく、教育も追いつかない状況だったそうです。
営業時間を変更した結果、サービスの質が上がり・売上が2%アップしたようです。
・ジョイフル
4月2日から、沖縄県内にある8店舗の24時間営業をやめるそうです。
ファミレスの夜間と言うと、昔は何人かで集まって雑談を楽しむイメージがありましたが、
今では減少傾向にあるそうです。
その理由の1つとして、SNSの普及が挙げられます。
わざわざファミレスに集まらなくても、自宅にいながらライン等で打ち合わせをするケースも珍しくありません。
ファーストフード
・マクドナルド
徐々に24時間体制の店舗を減らしているそうです。
24時間営業は必要か?
ヤフーニュース等を参照すると、必要が30%に対し、必要ないという回答が70%になっていました。
結局のところ、現在夜間に店舗を利用している人は、必要だと言います。
あまり利用していない人は、必要ないと考えているようです。
私の意見ですが、夜もにぎやかで・売り上げが見込める店舗に関しては24時間営業を続け、
売上を大きく下回ったり・費用がかかるのであれば、営業時間を見直すべきでしょう。
もう少し大きな視点で見ると、以下のことが言えます。
人口問題の顕著化
昨今の外国人労働者受け入れ問題を見ても、明らかに日本の人口減が顕著化しています。
少子高齢化問題を見ても、24時間営業だけでなく、他の問題でも維持できなくなる仕組みがありそうです。
現在のビジネスモデルの限界
これまで、店舗を拡大して・売り上げを伸ばすのが当たり前でした。
しかし!、人手不足や夜間の利用者の減少で、現行のビジネスモデルに限界がきています。
つまり、これまでの便利さを続けるパワーが失われつつあるのかもしれません。
一方で東南アジアに目を向けると、日本のコンビニって結構ありますよね?
現行のビジネスモデルでも、人口の多い国、経済が発展している国では、24時間営業でも利益を伸ばせそうです。
時代の変化(働き方改革)
昔の日本では、より良い生活・暮らしを求め、一生懸命働くのが当たり前でした。
働いた分、給料も上がるので、やりがいもあったと思います。
しかし現在、生きるために必要なものはすべて揃っています。
良い暮らしを求めるという考え方よりも、働く時間を抑え、趣味や自分の時間に充てたい人も多いようです。
結局、無人店舗が拡大する?
結局のところ、人で補えない部分を、AI等の技術での代用になりそうです。
例えばコンビニ、商品の搬送や品出しは必要ですが、レジは無人になりそうですね。
スーパーも同様でしょう。
ファミレスに関しては、料理を運ぶロボットも当たり前になるかもしれません。
夜間の利用者数にもよりますが、自動化できる仕組みができれば、24時間体制は続きそうです。
まとめ
時代の流れから、24時間営業は減少しそうです。
ただし、無人店舗の稼働が可能になれば、24時間営業は復活しそうですが・・・
日本の人口減も深刻で、働き方に関する考え方が変わってきているのも大きいでしょう。
一方で、ウエルシアという薬局屋に関しては、24時間営業を拡大するそうです。
これまで当たり前だったことが、今後はどんどん変化していく時代になりつつありそうです。