専業主婦が内緒で借りた借金は旦那にも返済義務があるのでしょうか?
旦那さんの給料が下がり、家計のやりくりが厳しくなった家庭が増えています。
そのため、毎月の家計を維持したり、ご自身の好きなものを買うために、借金を重ねる専業主婦の方が増えてるそうです。
【教訓のススメ】という番組で、専業主婦が借金をした場合に旦那にも返済義務があるのか、最悪の場合に行うべき借金の整理法まで紹介されていました。
この記事の目次
専業主婦の借金が旦那にバレタ
今回のケースは、妻が旦那に内緒で消費者金融から総額100万円の借入れしている状態でした。
しかし支払いが滞ってしまい、借金の返済を催促する督促状が家に届いてその事実が発覚します。
そこで消費者金融に電話すると「奥さんは何度もうちでお金を借りていますよ」と返答が・・・
どうやら妻は重度の買い物依存症のようで、ブランド品等好きなものをどんどん購入した結果、借りた利子を含めて総額で100万円という金額になってしまったようです。
旦那は、「お前が作った借金なので自分で返せ!」と言います。
ここで気になるのが、妻1人が返済するのか、旦那も一緒に返済しないといけないのか?ということです。
専業主婦で収入がない状態
お金を借りた妻ですが、専業主婦のため、収入がない状態です。
ふつうに考えれば返済の目途が立ちません。
そこで「旦那も返済しないといけない!」となりそうですが、民法の「個人責任の原則」によると、例え親子間であっても代理で返済する義務はないようです。
今回は旦那に内緒で借金をしているので、旦那は保証人になっていませんでした。
つまり、収入がない専業主婦であっても、自分で返さないといけません。。
借金返済の方法
旦那が助けてくれず、ご自身で支払うことになった場合、パート等で働くと言う手段もあります。
最悪の場合は、以下の2つの返済方法があります。
1:任意整理
債権者と債務者の間に弁護士に入って利息を止めてもらい、コツコツ返済していく方法です。
2:自己破産
100万円という金額で自己破産をする人はいないと思いますが、裁判所に免責許可をもらい、すべての借金を0にしてもらう方法です。
参考ページ⇒自己破産するとどうなる?借金は?家・車などの財産を失う?
もちろん自己破産にはメリット・デメリットもありますので、それらを踏まえた上で決断しましょう。
自己破産することによって、就けなくなる職業もあるので注意が必要です。
例)生命保険の販売員・警備員・パチンコ店の店長・公務員・弁護士・証券外務員など
まとめ
今回の専業主婦の例は、買い物依存症で借金を重ねていました。
確かに、すぐに返済すればバレないだと思って借りるわけですが、いつの間にか借金が膨らんでしまうケースはよくあります。
ただし、基本的に専業主婦がお金を借りる場合には、収入のある旦那さんの合意が必要になります。
今回の100万円で自己破産をするのはもったいないので、債務整理を選んでコツコツ返済していくのがいいでしょう。
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