個人事業主の確定申告は消費税が怖い!どんぶり勘定はダメ!

個人事業主の確定申告

個人事業主の確定申告は消費税が怖い!どんぶり勘定はダメという話をします。

個人事業主になると、毎年やってくる大きなイベントが確定申告ですよね?

利益が少なければ、頭を下げて・申し訳なさそうに手続きをしますがw、

利益がそこそこのっている場合は、いくら税金を払うことになるのかドキドキします。

普段から収支を確認している人は、凡その税額を把握してると思いますが、私は1年分をまとめて計算しています。

個人事業主になったばかりの人もいると思うので、参考になると思い、その時の体験談を紹介します。

個人事業主として5年目の確定申告

個人事業を始めて5年になりますが、4年前と3年前の売上げが一千万を超えていました。それが何を意味するかというと、そう、所得税のほかに【消費税】を収めることになります。

実をいうと4年前、初めて一千万を超えた年の確定申告の時まで、一千万を超えると、その2年後に消費税がかかるという事を知らなかった私。

申告会場で初めて知りました。。。

個人事業だし、と税理士さんに依頼することもなく、同じ個人事業主として仕事をしている母から・軽く経理を教えてもらって、確定申告していた私にとっては寝耳に水。

確定申告で消費税がかかるかも

消費税の計算方法を大まかに説明しますと、売上げが一千万を越えた年から、2年後の確定申告の際に、売上げから計算して消費税を納めることになります。

 

【売上げ総額の5%(現在8%)】-【仕入れや経費の際に払った消費税額】=【収める消費税】

 

【売上げ総額】って。。純利額ではないところが痛い。。。ちなみに私は輸入業でしたので、仕入れの際に消費税がかかっていません。

・関連ページ⇒5年間やった子供服の輸入ビジネスを閉めた理由

 

年間およそ700万円ほど仕入れていたのですが、消費税がかかっていないので【-】で計算するべき数字があまりないのです。

せいぜい宅配便などの【荷造り運賃】と【文具代】くらいしか引くものがなかったのです。

 

その頃の消費税は5%でしたが、それでもこのままの売上げが続けば、ざっと70万円の消費税が2年後にかかる計算になると聞きました。

消費税が70万円

真っ青でしたね。

売上げ自体は一千万を大きく超えていても、個人輸入は仕入れ代のほかに、通関税や輸送費も大分かかります。

しかも、梱包費用も馬鹿になりません。

 

つまり、純利益はビックリするほどに少ないのです。

 

と、真っ青でびびりまくりな状態でしたが、アベノミクスで円安になったのをきっかけに、個人輸入業をやめてネット広告代理店へ。。

売上げは半分くらいになりましたが、仕入れ代やら通関税やら、輸送費やらがかからなくなりました。

その結果、純利益は、以前の輸入業よりも大きくなりました

これなら消費税もそんなに掛からないだろうと、胸をなでおろして・昨年の確定申告の際に初めて所得税のほかに消費税を払うことになりました。

結果!予想通りそこまで大きな額にはなりませんでした。ほっ。。良かった。。

しかし!今年は8%に増税後の確定申告!!

おおぅ。。いったい幾らになるのやら。。ドキドキしながら申告会場へ!

 

申告会場

 

いつものように所得税申告と消費税申告をスタート。。しようとしたのですが

 

何やら3月までは5%4月から8%になったため、「1~3月分と4~12月分の収支内訳書を別個で出さなければならない」、と指摘されてしまい。

 

※所得税とは⇒所得税とは個人が1年間で得た所得に課税される税金|計算手順

 

会場にて国税担当の方と電卓をカタカタ。。。経費の内訳も細かくカタカタ。。。

その間、素人が作った内訳に指摘が入ったりしないか、ドキドキハラハラしながらカタカタ。。。

途中「売上げが2年前に比べてかなり下がりましたね~。何かありましたか?」

 

「あ、個人輸入のネットショップから、ネット広告代理店に業種替えしたので。。」

 

「生活大丈夫ですか?」←それ聞いちゃう?笑

「いや、実際個人輸入の方が経費掛かっていたので、売上げが下がっても生活は出来てます。」

 

税金の計算

 

よっぽど不安そうだったのか、「そんな不安そうにしなくても、きちんと帳簿つけてるようだから大丈夫ですよ。笑」

「あ、そうですか。。(や~いきなりやり直しとか、これ経費としておかしいでしょ」みたいな突込みがくるかと。。)」

確定申告書は無事に提出できた?

素人なりにまとめてはあったのですが、それでも1時間ほどかかって・個別の収支内訳が完成

無事に増税後初の所得税、消費税を申告出来ました。

消費税も50万円ほどは覚悟していたのですが、20万円弱で済み一安心。

どうなることやら心配で心配でドキドキしていたので、その開放感たるや「やっほ~~~~!!!」と雄たけびでも上げたくなるほど。

 

やっほー

 

普段は売上げが上がれば上がるほど嬉しいものですが、確定申告の時期になると、経費の領収書が多いほど「よしっ」と思ってしまうから不思議。

チマチマビクビク、申告時期を迎える事がないよう、ちゃんと税金分くらいは余裕でストックできるようにしなくてはいけませんね~。。

まとめ

2019年10月には消費税が10%に引き上げされます。

私はもう売上げが一千万を割っているので・次の申告では消費税は掛からないのですが、消費税申告が必要な場合は1月~10月分と11月~12月分の収支内訳を出さなくてはいけないという事になりますね。

確定申告直前に慌てないためにも、日ごろから帳簿を付けることをおすすめします。

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