しくじり先生という番組で、
カンニング竹山さんが過去に450万円の借金を抱えていたことを暴露していました。
「お金を借り過ぎるとどうなるのか?」、「どうやって立ち直ったのか?」、
とても参考になる内容なので紹介します。
借金をする理由とは?
当たり前ですが、借金の意味は、お金を借りるという意味です。これまでお金を借りたことのない人は、なかなか人に言えない、暗いイメージがあると思います。
しかし、「消費者金融利用者の人物像調査(株式会社NTTデータ経営研究所)」によると、意外と気軽にお金を借りていることが分かります。
生活費の不足でお金を借りる
文字通り、生活費が足りなくなったために借入をします。
2012年8月に発表されたデータになりますが、この理由で借金をする人の割合が36.5%と断トツで多い状況です。
1人暮らしでは、なんとか給料でやりくりするものの、給料日前にお金が不足する人も多いようです。
しかも家族で暮らしていると、収入より支出が多くなってしまい、度々借入をしている人も少なくないんだとか。
他の借金を返すために借りる
1つの金融機関からお金を借りていたものの、50万円等で限度額に達してしまい、その借金を返せないまま別の新たな金融機関と契約して、1つ目の金融機関の借金返済に充てるというものです。
しかし、2社・3社目と次々に利用し始めると、多重債務者になってしまう可能性が高くなります。
このように借金は簡単にできますが、自重しないとあっという間に借金は膨れ上がってしまいます。
「他の借金を返すために借りる」人の割合は21.8%となっており、2番目に多い理由となっています。
結婚式のお祝い金など一時的な資金
ふだんの生活のやりくりはできているものの、貯蓄等ができていないために、急な出費には借入を行うといったタイプになります。
年齢によっては、1年に4・5回も結婚式等に呼ばれることもあると思いますので、日ごろから貯蓄をしておきたいところですね。
3番目に多い理由となっており、借入をしている19.7%が該当します。
趣味や娯楽でお金を借りる
趣味や娯楽は人によって異なると思いますが、自分だったら、旅行費を借りるイメージになります。
家族がいる方は、ゴールデンウィーク等で、ディズニーランドへ行くために借入をするイメージでしょうか。
「趣味や娯楽でお金を借りる」人の割合は15.8%となっています。
おこづかいの補填
生活費が足りないというのではなく、日ごろもっと飲みに行きたかったりと、日常使えるお金がもっと欲しいということでしょう。
借金の王道ルート
カンニング竹山先生によると、借金には王道ルートというものがあるようです。
貸金業者は、次の3つのグループに分けられるようです。
Aグループ
1部上場の優良企業を指すようです。
竹山先生の基準によると、Aグループは銀行であったり、CM等で流れているプロミス・新生銀行レイク・SMBCモビットなどに該当します。
店舗に申込みに行く際は、カウンターに清楚できちっとした身なりの女性が座っているようです。
社内もキレイで、分かりやすくしっかり説明してくれるようです。
Bグループ
借金の審査がゆるいところになるそうです。
当時、竹山先生はバイトしかしてなかった状況でしたが、即お金を貸してくれたようです。
すぐにお金を貸してくれますが、返済が遅れた場合は取り立てが来るそうです。。
カウンターでは色っぽい女性が対応してくれるものの、
パテーションの奥では、誰かが電話をかけており「いつ返すの?!」という罵声が聞こえてきたそうです。
Cグループ
AやBグループでお金を借りたものの、もっと借りたいという人が行き着くところがCグループです。
番組内では、法律といった既成概念にとらわれない突飛な発想の金融会社と定義づけていましたw
一言でいうと闇金ですね。
闇金の事務所へ行くと、カウンターに怖い人たちがいるようです。
当時竹山先生は、利息の支払いや食べるお金もなかったので、闇金に3万円借りたそうです。
そこで申込書を書き、借りれたお金は2万円だったそうです。
実は、この申込書が1万円で、借りれた金額は2万円だったとのこと。
10万円借りたのに月々の返済は2,433円?
「ん?」と思ったのですが、竹山先生は利息だけ返済していたそうです。
つまり、当時元本も一緒に返済するのであれば、利息の2,433円と一緒に、元本の2,777円も返す必要がありました。
キャッシングを1度利用すると?
計画的にキャッシングを利用する人もいますが、竹山先生の場合はお金を借りるのではなく、お金を下ろしてくる感覚になったそうです。
つまり、 借りてるお金も自分のお金という錯覚に陥るそうです。
竹山先生がお金を借りる理由
毎日着る衣類であったり、飲食、ギャンブルなどでお金を借りていたようでした。
後輩におごるときも借入していたようです。
キャッシングの審査ですが、1度審査に通ってしまえば気軽にATMからお金を引き出せるようになるので、自分のお金と錯覚してしまうんだとか・・・
なぜ借金が450万円になったのか?
お金を返すためにお金を借りる「キャッシュ&ローン!キャッシュ&ローン!」を繰り返した結果、借金の金額は450万円まで膨れ上がってしまったようです。
次のように、竹山先生の借金の感覚が紹介されていました。
・100万円未満⇒まだまだイケる!
・100万円以上⇒ちょっと返せるのかな?と不安になるようです。
・200万円以上⇒ガンガン行こうぜ!w
どのように立ち直ることができたのか?
借金を重ねた結果、家賃まで払えない状況になった結果、夜逃げをします。
こんな状況なのに、まだ1社お金を貸してくれるとこがあった!と述べていました。
実はその1社が彼女でしたw
しかも彼女からお金を借りるだけでなく、ご飯をおごってもらいます、最終的には彼女の定期預金を崩して返済に充てたそうです。
その結果彼女に、「私がいるとあなたにダメになる」と言われます。
自立しないとダメだ!
彼女に言われた言葉がきっかけで、自立しないとダメだ!と気づいたそうです。
そこで、債務整理に取り組みます。
しかも弁護士を通さずに、簡易裁判所に毎日通って、債権者に謝りながら今後の返済手段をきちんと伝えたとのこと。
まとめ
竹山先生も言っていましたが、「自分の失敗は自分で解決する!」ということが大切だと思います。
なぜなら、自分でした借金を親が返したという話をよく聞きますが、その後も当事者の本人はまた借金を重ねてしまうからです。
つまり、借金をする行為は問題ないと思い、借金癖が再発してしまうのです。
心の底から、今やってる行為は愚かな事、今の愚かな自分から抜け出したい!と本気で思うことで、変われるんだと思います。