複利運用で資産が倍増!?知らないと損するお金の増やし方を紹介します。
お金を増やしたいなら、
単利と複利を知らないのでは、かなりの時間と金額を損する可能性があります。
そこで、単利と複利の違いをはじめ、
複利ではどれくらいの期間でお金が増えるのか、具体的に説明していきます。
単利とは?
複利を説明する前に単利を確認しておきましょう。
一般的な定期口座で単利を利用している人が多いと思います。
1年・2年・3年というように、お金を預ける期間を定めて定期を組むことで利子が入ります。
・1年後に1年分の利子(3万円)がつくので受け取ります。
・次の1年も、1年分の利子(3万円)がつくので受け取ります。
・最後の1年分の利子を受け取り(3万円)、元本(100万円)も受け取ります。
この流れを見ると、毎年同額の利子を受け取ることができます。
どのくらいの利子がつくのか、計算がとても簡単です。
上記の例では、3年預けると「100万円×1.09=109万円」になります。
複利とは?
単利では、1年預けて・1年分の利子を毎年受け取りますが、複利では利子を受け取らずに元本に組み込みます。
・1年後、1年分の利子(3万円)がつき、この利子を元本に組み込みます(103万円)。
・次の1年で103万円の金額に利子がつきます。利子は3万900円になり、これを元本に組み込みます。103万円+3万900円で、合計106万900円に。
・最後の3年目は、106万900円に利子がつきます。利子は3万1,827円ですね。
そうすると106万900円+3万1,827円で、合計109万2,727円となります。
複利の利息計算式
※利率:1年複利=年利率、半年複利=年利率÷2、1ヵ月複利=年利率÷12(月利)
※n:1年複利=年数、半年複利=年数×2、1ヵ月複利=月数(年数×12)
例)年利率3%の期日指定定期に100万円を預け入れた場合、3年後の満期時の税引き前の元利合計(1年複利の場合)
100万×(1+3÷100)3乗=109万2,727円
上記のように1年複利で計算すると、3年で9万2,727円の利子が付きます。
例)年利率3%の3年満期の複利型スーパー定期の100万円預け入れた場合の満期時の税引き前の元利合計(半年複利の場合)
100万×(1+3÷2÷100)3乗×2=109万3,443円(四捨五入)
単利と複利の違い
上記の単利と複利の例では、3%の利子ということで計算していますが、2,727円違います。
これだけ見ると小さい金額に感じますが、預ける金額も大きく・利子も5%~8%となってくると、かなりの違います。
複利のメリットですが、預ける期間が長いほど、利子がいつの間にか膨らんでいる点が特徴です。
ただし預ける金融機関によりますが、利子を元本に組み込むため、満期にならないと受け取れないこともあるので注意しましょう。
おすすめの複利活用法
1年複利よりも半年複利
銀行のパンフレット等を見ると分かりますが、一般的な定期預金の場合、
「預入期間1ヵ月以上・3年未満は単利型のみ、3年以上は単利型と半年複利から選べます」とあります。
つまり、3年以上の定期を組まないと複利は利用できませんが、半年複利は利用できます。
半年ごとに利子を元本に組み込めます。
複利ですが、利子を元本に組み込む期間が短いほど有利になっていきます。
1ヵ月・3ヵ月複利のところがあれば、それに越したことはありませんが、利用するにはまとまった金額が必要条件かもしれません。
ちなみにゆうちょ銀行の定期貯金も複利となっていました。
※ゆうちょ銀行の定期貯金
預入の日から起算して6か月経過後は払戻し自由。
預入後3年までは6か月ごとの段階金利を適用します。(金融情勢によってはこの限りではありません。)
10年間半年複利で利子を計算します。出典:ゆうちょ銀行
複利運用になる定期預金
預入期間1年のスーパー定期を組み、元利自動継続の扱いに設定しておきます。
その結果、1年後の満期には、1年分の利子を組み込んだ元本に、再度1年のスーパー定期が自動的に作られることになります。
元利自動継続にすることが重要ですが、よく分からなければ、お金を預けている銀行の人に聞いてみて下さい。
最初にスーパー定期を作った際の金利がずっと継続されるわけではなく、継続した時点の金利が適用されることになります。
FXの複利がすごい!
例えば、資金5万円でFXを始めるとします。
取引で1日1%勝った場合(5万円の1%は500円)、こちらのサイトを参照すると
1ヵ月20日計算ですが、20日間、毎日1%の利益を稼いだ場合
1年後に、5万円が54万円になりますw
香港での複利活用例
毎月500USドルずつカード引き落としにして、香港のHSBC銀行の口座にストックしていき、
これを25年間続けると150000ドルが350948ドルになる仕組みです。
日本円に換算すると、1609万円が3765万円になります。
増えるのは2156万円。
ただし海外の金融商品は、取り扱っている会社によって危険なところもあるので注意が必要です。
また円安が進んだ場合は支払いが増えるので、毎月積み立てる金額設定はとても重要です。
まとめ
100万円を預けた場合、単利ではあまり増えませんが、複利の場合は長期間預けることで、結構な金額になります。
単利と複利、どっちがいいの?と言われれば間違いなく複利と答えますが、単利が悪いと言ってるわけではありません。
預ける資産や目的によって、どちらを選べばいいのか決めてください。
個人的には200~300万円を老後の蓄えとして、長期複利で運用するのがよさそうだと感じています。