会社がブラック企業になる理由とは?不景気以外に驚きの理由がヤバイ

ブラック企業

会社がブラック企業になる理由とは?不景気以外に驚きの理由を紹介します。

一般的にブラック企業と言うと、悪いことをしていたり、給料を払わないイメージが強いでしょう。

時間に関係なく働かせたり・結果を残せない社員に対して追い詰めるブラック企業もあります。

しかし見方を変えると、ブラック企業が誕生する衝撃の理由が見えてくるので紹介します。

世の中が好景気の時

バブルとはいかなくても、日本では高度経済成長期という時代がありました。働けば働くほど給料も上がり、終身雇用制で将来も安泰、やりがいのある時期だったと思います。

この時期は、仕事がおもしろくて・勤務時間を過ぎても頑張って働いていた人も多かったでしょう。

参考ページ ⇒ 札束が飛び交った日本経済のバブル期とは?

労働時間を過ぎて働いたとしても、給料も年齢とともに上昇していくので、不平不満などは少なかったと思います。

世の中が不景気・デフレになり

しかしそんな好景気の時代は、バブルがはじけたことで終焉します。バブルがはじけてから、日本は不景気になり・物価も徐々に下がっていくデフレが進みました。

ちなみに、数年前から正社員になれない人も増え、正社員になれても、そこまで給料のいい職業は減っているような気がします。

不況でデフレに

つまり、年収が200万円、300万円以下という層が増えていったのです。そのような流れの中で、安くて品質のいいユニクロやニトリなどの業績が目立っていきます。

これは、年収が減っていく中で、いかにいい物を安く手に入れようとする消費者の考え方・ニーズをくみ取ったので成功した事例かもしれません。

ブラック企業が話題に

そんなユニクロでしたが、一時期ブラック企業と呼ばれたことがありました。主な理由がサービス残業だったと思います。

またすき家の問題もありました。

寝ずにぶっ続けで勤務して、確か倒れたというニュースだったと思います。そこからは、チェーン店なので、他の店舗でも同じような状況があったとかなかったとか。

ブラック企業が誕生するもう1つの理由

ふつうに考えれば、こんな会社に入りたくない!と思いますよね?

なぜなら、しっかり睡眠を摂る時間がなければいつか倒れてしまうし、残業代が支払われなかったら働く価値を見いだせない人もいるでしょう。

こんな会社に入りたくない

消費者は安いものを選ぶ

いつの間にか100円ショップが当たり前のようにどこでもあるような気がします。ダイソーと聞くと誰でも100円ショップの大手というイメージがあります。

安い!安い!」と言って、購入してる人も多いのではないでしょうか?

そういう私もダイソーは度々利用しています。しかし内部事情を見てみると、商品が100円で売られているので、その商品を作っている会社は利益がなかったり・赤字なんだとか・・・

ユニクロやすき家も

ユニクロやすき家の事情を見ていくと、消費者が安い服を買いたいと言う欲求を満たしたい!、消費者が安く牛丼を食べれるようにしたい!という理念があるかと思います。

すき家に関しては、ライバルに吉野家や松屋があるので、価格競争に入っていますが。ただし、今年に入ってからは円安の影響を受けて牛丼の値上げに踏み切っています。

 

つまり、年収が下がり・増税の影響を受けて、消費者はより安くていいものを希望している状態です。

その結果、消費者の要望を叶えようと、行き過ぎるほどのコストや人件費を削減して、ブラック企業と呼ばれる会社もあるのではないでしょうか?

言い方を変えると、消費者がブラック企業を生み出しているという考え方もあるのではないでしょうか?

もちろん、サービス残業を失くし・きちんと残業代を出すことは大切です。

しかし、利益を出さないと会社は倒産してしまうので、その辺の事情もあるかもしれません。

モンスター消費者

ここ数年で、モンスターペアレンツ、モンスター○○という言葉が流行りました。簡単に言うと、相手の事情を考えずに・自分たちの主張ばかりする人たちですね。

ここ最近では、コンビニの店員に土下座をさせたり・タクシーの運賃を払わない消費者がニュースで紹介されていました。

ここで分かるのは、消費者がサービス提供者、販売者より偉いと考えてる人が多いということです。

消費者は偉い

もちろん高級ホテル・高級店ではそれなりの金額がかかるので、サービスが悪かったら私も注意すると思いますw

しかし、100円の物でクレームをつけたりしていると、どんどん負のスパイラルが広がります。

もちろん、態度が悪い店員であれば注意した方がいいと思いますが、一生懸命仕事しているうえでのミスであれば、そこをくみ取ってあげてもいいのではないでしょうか?

助け合いの精神で

もちろん、企業同士の過剰な価格競争は、消費者にとっては嬉しいことですが、どこかで必ずしわ寄せがくると考えます。

たとえば安い居酒屋で、ビールを持ってくるまでに5分かかったとしましょう。

軽く注意するのはいいと思いますが、ここで怒鳴ったりするのは行き過ぎた行為だと感じます。

ですので、少しくらいのことであれば、大目に見てあげることも必要なのでは?と考えます。

経済活動でみんな幸せに?

ある本によると、「経済はお金を通してみんなを幸せにするもの」とあります。わたしもその通りだと感じます。周りを不幸にするために経済があるのではありません。

身近なもので言えば、

「自動販売機があるから簡単に飲み物が買える!」、「24時間コンビニが開いているおかげで、時間を気にせずお金をおろせる・食べ物が買える!」ということに感謝すべきかもしれません。

経済活動で幸せに

そう思えたら、コンビニの店員さんに土下座をさせようとは思わないですよね?

もちろんあまりにも態度が悪ければ注意すると思いますが・・・

どうすればいいのか?

物や商品を購入するとき、「ありがとう」と一言言うだけでも全然違ってくると思います。サービス提供者も気持ちよく仕事ができることでしょう。

今回の視点は主に消費者ですが、会社に所属する立場であれば、サービス提供者になります。

「ありがとう」と言われた方が、仕事に身が入る気がしませんか?

サービスの提供者として仕事をするときも・消費者として物を買う時も、経済活動に関わる一因として礼節のある態度を心掛けたいところですね。

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