他人に儲け話は絶対ダメ!心理学のゼロサムゲームから分かることを紹介します。
自慢話といいますか、自分に起きた嬉しい出来事を人に話したい!という人は多いでしょう。
もちろん話す人は気持ち的にスッキリして、精神的にも満足できると思います。
しかし、心理学の本を読んだ限りでは、自慢話と言いますか、儲け話に関しては、周りの人に話してはいけません。
ただし、話す相手が自分より大きな成功を収めていたり、すぐにその人の地位や立場に近づけないような人、年齢もかなり離れている人なら問題ありません。
さっそく儲け話をしてはいけない理由を紹介していきます。
なぜ儲け話をしてはいけないの?
3,000万円のマンションを
たとえば、3,000万円でマンションを購入したとします。
通常は3,300万円という価格でしたが、最後の売れ残りの1室だったため、会社側が苦渋の判断を下して、300万円も値引きしてくれたとします。
そして、購入したマンションに引越し、隣の人との関係も良好に日常が過ぎていきます。
そんなある日、隣人と仲良くなって・気を抜いてしまったせいか、マンションを300万円引きで購入した話をポロッとしてしまいます。
その隣人は、今のマンション購入で損をしてしまったと感じ、被害者意識を感じますよね?
この話は直接的過ぎるので、もう少し身近な話に置き換えたいと思います。
宝くじで300万当選して
よく、宝くじが当たったら、「他人に話してはいけない!」と言われています。しかしある会社員のAさんは、宝くじで300万円当たったことをポロッと言ってしまいます。
心理学的に話を聞いた人は、「300万円当たったんだから、私にもなにかちょうだい!」という気持ちになります。
ここで食事など、何かおごってあげれば問題ないですが、何もしない場合は、嫉妬や恨みをかってしまうんだとか・・・
去年放送された番組で、宝くじで総額5億円当選した人が出演されてました。
その人の話によると、誰にも当選したことを話してないつもりでしたが、どこかから話が漏れてしまったようです。
その結果、「なんでお前ばかり!」「俺にもよこせ!」と、街中でも言われる経験をしたそうです。しかも電車に乗っても、後から付いてくる人もいたそうです。
つまり、今回はたまたま当選したという話を耳にした人が嫉妬心・嫌悪感を感じたことになります。
「なんで自分は当たらなかったのに、あの人が当たったの・・・」という被害意識で。
この場合は、損得勘定で損をしたと感じ、嫌がらせをしたのだと思います。
同僚が株で300万円儲けて
宝くじより現実的かと思いますが、同じ職場で・同じような給料をもらっている同僚がいるとします。しかもお互いライバルで、毎日一生懸命働いてるとします。
そんなある日、その同僚が株をやっているという話を聞き、300万儲けたと直接耳にします。
「よかったね」と返答したり、「何かおごって」という人もいると思いますが、心理学的には、「私も株をやっていれば300万円儲けられたかも!なんで教えてくれなかったの?」と、
心の中で負の感情を抱く人も多いようなのです。
ゼロサム・ゲーム
ゼロサムゲームという言葉を聞いたことがないでしょうか?
上記で挙げた話を見ても、マンション購入の話は直接的に関わっている出来事ですが、宝くじや株で儲けた話は、話を聞いた人が直接関わっているわけではありません。
それなのに、なぜ損をしたと感じたり、嫉妬したり、傷ついたりするのでしょうか?
ここで、心理学にゼロサムという考え方があります。一方が得をすれば、一方が損をするという考え方です。特に株やFXをしている人であれば、この考え方を理解できるはずです。
なぜなら実際に、誰かが損をしたら、誰かが得をしているのが株やFXの世界だからです。
つまり、直接関わっていない事でも、身近な人から儲け話を聞くことで、自分は損したという感情がわいてくるそうです。
まとめ
よく合コンで自慢話をする人は嫌がられるという話を聞いたことがあります。
何かの本でも記載されていました。つまり、自慢話をされて「やった~、楽しい!」と感じる人は少ないようです。それと同じで、基本的に儲け話はしない方がいいということになります。
もちろん、相手にもメリットがあるならまだしも、単に相手を傷つけたり、ガッカリさせてしまうような話はしない方が得策ですね。