私が共同経営で失敗した原因とは?トラブルになる7つの項目を紹介します。
それぞれの得意分野を生かし、苦手な部分を補えるので、共同経営はメリットが多いように感じますよね?
しかし「共同経営 失敗」と検索すると、多くの人が失敗していることが分かります。
私も、共同経営で失敗した辛い経験があるので、トラブルになる原因を7つ厳選して紹介します。
共同経営に失敗する7つの原因
見切り発車の状態で始めてしまった
共同経営をする前に、事細かく決めないと、必ずトラブルが起こるようです。
始めに決めたことは、ざっくりとした組織の運営、税金関連、どのような仕事で売上を伸ばすのかということでした。
もちろん、誰がどのような役割を果たすのかという点も決めましたが、それぞれが担う役割には大きな違いがあり、今思えば、この時点で失敗していたと感じます。
思っていたより売上が上がらない
共同経営をする前は、「こうすれば年商で1億円いくんじゃない!?」みたいな明るい話題で盛り上がります。
もちろん中には、予定通りに売上を伸ばす会社もあるでしょう。
しかし、売上が伸びないと、だんだん険悪な雰囲気になっていきます。
それぞれ生活がかかっていますので・・・
そこでさらに時間をかけて取り組むのですが、時間を増やせば売上が伸びるというわけではないので、さらに苦境に立たされるわけです。
初めから人員を揃えすぎる
私達の場合は、ほぼ売上がない状態なのに、5名という体制で始めてしまいました。
1年以内に全員に給料を出せるようにしよう!という目標がありましたが、うまく売上が伸びず、5名で始めたことが負担になってしまいました。
やはり売上が立つまでは、2名くらいで始めて、足りない部分は外部に委託する形が良かったと思います。
責任の所在があやふやになる
売上が伸びなければ、その原因を探り、解決しないといけないですよね?
しかし、それぞれ仕事を頑張っているということで、何がいけないのかうやむやになってしまい、「次はこのようなやり方で仕事を進めよう!」という話し合いで終わってしまいます。
優先事項がプライベートに傾く
うまく仕事が回らないと、共同経営の仕事に時間をかけるよりも、各自が別で取り組んでいる仕事やライフスタイルに時間を使いたくなります。
そのため、別の仕事を始めたり、ジムに通うなど、徐々に共同経営の仕事にかける情熱や時間が減っていきます。
考え方の違いがトラブルに
1つの仕事を進めていく中で、やはり考え方の違いでトラブルになるケースもあります。
1人は、ある商品を売っていきたいと考えているのに対し、もう1人は別の商品がいいいのではないかという具合です。
給料に関しても、現状でこのくらいなら次の商品開発に投資すべきという意見もあれば、少なくても分配しようという考え方もあります。
このように、様々な面で意見がぶつかります。
対等な関係が崩れてくる
共同事業といえば、みんな対等な関係で、上下関係がないですよね?
初めの内は問題ないですが、徐々にパワーバランスが崩れていきます。
それがメンバーの年齢であったり、仕事に対する思いであったり、意見の主張が強い人の影響力が増していきます。
共同経営はどうすればよかったのか?
代表者を決める
共同経営の経験から、やはり誰か1人が責任者(社長)になり、残りの4名は雇用されているという組織形態がベストだったと思います。
ただし、誰も責任のある社長職をやりたがらないんですよね・・・
知り合いで、年商10億円(社員5、6名)の会社を運営している社長がいるのですが、共同経営の話を相談したら「それ、本当に大丈夫?、細かく決めないと絶対トラブルになるよ」と言われました。
そして、誰かが社長になってまとめる形態を提案されたのを覚えています。
初めは少人数で始める
もちろん仕事内容によっては、5名でも少数という業種もあります。
しかし、私たちの場合は、ネット通販関連の物販が主な仕事内容でしたので、2名でも充分回せる内容でした。
仕事の時間帯などを決める
特に誰が1日何時間仕事をするという取り決めもなく、なんとなく事務所に集まって、仕事をするというものでした。
ですので、意味もなく仕事の時間が伸びることもありました。
こういう予定管理もしっかりするべきでした。
初めの取り決めをもっと細かくすべき
やはり1番の原因は、詳細を決めなかったことです。
そのため、実際に仕事を始めてみると、それぞれに不平不満がたまるわけです。
「なんでこんなことまでやらないといけないのかと!」
共同経営失敗のまとめ
多くの共同経営で失敗した方のブログを見ても、やはり仕事自体うまくいかなかったり、それぞれの不満が爆発するような内容が見つかります。
どんなに仲のいい友達や知り合いであっても、決別してしまうケースも珍しくありません。
このような経験から、私的には共同経営はおすすめしません。
何人かで仕事を始めるなら、代表者を決めて始めるのがいいでしょう。