時給の高いアルバイトはおすすめ?デメリットはあるのでしょうか?
アルバイトを探す時に最も重視したいのが時給です。
フルタイムの仕事で、福利厚生の充実した職場を探そうとすると、時給が低くても我慢するケースもあるでしょう。
しかし、週2~5日のアルバイトで働きたい場合は、少しでも高い時給を探したいものです。
高い時給のアルバイトを探す際の目安として、最低賃金が参考になります。
最低賃金に近い時給のアルバイトは、時給が低いということになります。
では、時給の高いアルバイトには、どんな仕事があるのでしょうか?
時給の目安は最低賃金を参考に
アルバイトをする場合、「最低賃金」が参考になります。
最低賃金法という法律に基づいて賃金は支払われるため、一定の賃金以下で労働者を働かせる事は違法になります。
最低賃金は、都道府県ごとに設定されています。
東京や神奈川のように比較的物価の高い地域では、930円ほどです。
九州や沖縄はやや低くなっていて、約715円と、200円以上もの開きがあります。
最低賃金が低すぎるという声が多いため、今後は東京では1000円以上になる可能性もあります。
時給の高いアルバイト
高額時給のアルバイトには、実際にどんなものがあるのでしょうか?
コールセンター
時給が1200円以上に設定された職場が多いようです。
スキルや経験などがない未経験者でも、高額時給を狙う事が可能です。
顧客に会う機会がないため、髪型や服装などが比較的自由です。
しかし、クレーム対応のように、精神的に厳しい内容も多いです。
リストから一日に何百件も発信するのは予想以上に大変なお仕事です。
参考記事⇒コールセンターの時給は高い!離職率も高い理由とは?
塾講師
塾講師は、時給が高いアルバイトとして人気です。
受験を経験した人にとって、その経験が活かされるお仕事です。
1500円以上の時給が期待出来る上に、評価が上がると時給も上がっていく職場が多いようです。
人気講師になると時給が6000円程度になる事も。
コマ数で教えるため、塾によっては希望の時間で続けて働く事が出来ない場合もあります。
そのため、せっかく時給が高くても、空き時間が発生するケースもあります。
子供の親からのクレームも覚悟しなければいけないので、精神的な強さも求められます。
居酒屋(夜間)
深夜帯の勤務が多いので、昼間より時給が高いアルバイトの1つです。都心部になりますが、1500円以上の時給が期待出来ます。
特に、22時から翌朝5時までの時間帯は、その他の時間の時給に加えて25%増しになっている事を確認しましょう。
忙しい時間帯のため、肉体的な強さが求められます。
※通常の時間帯は時給1000円~1200円ですが、深夜となると1500円など見つかります。
パチンコ店
1500円以上の時給で働ける職場です。スキルが求められない職種としては、時給が高いものの1つです。
時給が高いだけあり、辛い作業もあります。
中でも玉運びの作業は肉体的に厳しく、10キロ以上の重さを、一日に何十回も上げ下げしなければいけません。
腰を悪くする人も多く、なかなか長く働くのは厳しいようです。
引っ越し作業員
短期の募集が多いので、中・長期的で働く事を考えていない方には向いています。
日給としては8時間で8000円~1万円が相場のため、時給で換算すると1200円ほど期待できます。
運が良ければ、引っ越し作業をしたお客さんからチップ(ご祝儀)が出るかもしれません。
重い家具の持ち運びが多く、体力に自信のある方でないと勤まりません。
応募する場合は、引っ越し会社に直接応募するといいでしょう。
深夜のコンビニ
コンビニの時給は低いとみられがちですが、深夜帯は高額が期待できます。
都内近郊で選ぶ場合は、1200円程度を目安に狙いたいものです。
日中に比べてお客さんの数が少ないので、接客業がやや苦手な方にも向いています。
深夜は強盗に狙われやすい危険な時間帯と思われがちですが、実はセキュリティシステムは充実しています。
深夜に働く事で、生活が乱れることが予想できるので、体の弱い人には向いてないでしょう。
フロアレディ
女性限定のアルバイトですが、時給の高さで目を引くものの一つです。
時給1800円程度からスタートする職場もあり、評価が上がると時給も上がっていきます。
ただしノルマが厳しく、店外でお客さんと会わなければいけないケースもあります。
普段からこまめにメールを送って、お客さんを呼び込む必要があるため、精神的なタフさが求められます。
お酒が飲めなくてもオッケーとうたっている職場が多いのですが、実際はお客さんからお酒を飲むように強要されて困る場面も見られます。
イベントコンパニオン
女性限定のアルバイトで、時給としては1500円~2500円ほどがもらえます。
水着やコスチュームを着て、イベント会場でチラシを配ったり、イベントの解説をするのがメイン業務です。
1日限定の募集もありますが、派遣会社に登録することで、希望の日程で勤務する事が出来ます。
イベントごとに指定されたコスチュームを着るので、スタイルの良さが求められます。
華やかな仕事と見られがちですが、ずっと立ちっぱなしのため、体力的にはきついようです。
多くの来場者に対応するため、常に笑顔をキープしたり、言葉遣いに気をつける必要があります。
実労働としては8時間という長時間は少なく、4時間程度で終わる場合も多いようです。
警備員
1日ごとの募集があり、日給として8500円、時給換算では1000円以上となっています。
当務という勤務形態もあり、1回2万円以上もらえる内容もあります。
警備員というと男性向けの募集が多いイメージがありますが、女性が応募出来る職場も増えてきています。
スキルがなくても高額の時給が狙えるバイトです。
基本的には同じ場所に立っていることが多い仕事です。
イベントなどでは来場者の誘導や安全確保の業務や、ビル内や商業施設内での見回り業務、交通誘導などの業務などもあります。
こまめに休憩が入る場合が多く、他の立ち仕事よりも楽な場合も多いようです。
まとめ
求人募集を見ていると、高額な時給のバイトがたくさんあります。
ほとんどの場合、時給が高い職種はスキルが求められます。
スキルや経験が不要な仕事もたくさんありますが、肉体的・精神的に厳しい場合が多いでしょう。
夜間のアルバイトの場合、時給が高額になる場合が多いのでオススメと言えます。
職種によっては夜間というだけで時給が高く、肉体的にも精神的にも疲労が少ないバイトもあります。
体力的に自信がある方の場合、スキルや経験がなくても、時給の高い仕事をけっこうたくさん見つける事が出来ます。