自動車保険をできるだけ安い金額にする裏ワザを4つ紹介します。
自動車を購入したものの、毎月の維持費って結構かかりますよね?
メンテナンス費用やガソリン代をはじめ、駐車場代、自動車関連税もかかります。
このような状況から、ランニングコストをできるだけ減らしたいところです。
そこで、ランニングコストの1つ、自動車保険を安くする方法を紹介していきます。
この記事の目次
自動車保険の長期契約
毎年のように、保険料が上がっていることをご存じでしょうか?
この背景には増税による影響もありますが、交通事故の増加による保険料の支払いや、若年層の車離れ等が挙げられます。
今後も少子高齢化が進むので、これからも自動車の販売台数が大きく伸びることはなさそうです。
このような背景から、保険料は自然と上がっていいきますが、この対策として、長期契約が有効です。
長期契約をした場合は支払う金額が一定になるので、値上げになっても金額が変わらないというメリットがあります。
しかも長期契約をすることで、割引が適用されるケースもあります。
万が一事故を起こしてしまった場合は、翌年から等級が下がるので支払う金額は増えるはずですが、長期契約している年数は固定なので金額は変わりません。
自動車保険は走行距離が重要
自動車保険の見積もりをする際に、年齢や性別、運転履歴、車の車種などがありますが、その中で金額に影響する大きなものが走行距離になってきます。
なぜなら、走行距離が長ければ長いほど、それだけ運転している時間が長いということになるので、事故に会う確率も高くなるからです。
もちろん、走行距離よりも事故歴の方が保険料に影響しますが、この事故歴と言うものは今後も変えることはできません。
しかし走行距離は、車に乗る機会が減ったり、仕事で遠出する必要がなくなったりと、契約した時よりもグーンとが減る可能性もあります。
走行距離が少なくなった場合は、自動車保険の見直しをすることで安くなるケースがあります。
軽い事故を起こしてしまったら
家の車庫で少しかすった、色が落ちた、駐車場に停めておいたら傷がついていたなんてこともありますよね?
自動車保険の契約内容次第ですが、保険金がおりるケースもあります。
ただし、2013年10月から、等級据え置き事故が廃止になり、1等級ダウン事故にカウントされます。
つまり、落下物や風で飛ばされたものによる破損等に保険を使う場合、翌年度は等級が1等級下がるということです。
その結果、翌年の支払いが増えてしまいます。
なので、明らかに修理に数万円かかるというような状況でなければ、保険を使わずに対処する方がよさそうです。
ちょっとした落書き等であれば、オートバックスなどで1,000円以内で修理できるものも売っていますので、ご自身で直すのもいいでしょう。
自動車保険は等級を継承できる?
自動車を売ったり、引越し等でしばらく乗らない場合でも、中断証明書を取得しておくことで、家族間で等級を引き継ぐことができます。
ちなみに、保険の契約者の家族はもちろん、内縁関係者でも問題ないようです。
ただし、子どもは親族に含まれますが、あくまで同居していることが条件になっています。
等級の引き継ぎに関しては、通販型、代理店型に関わらず、引き継ぎをする旨を担当者に伝え、指定の手続きをとるだけです。
まとめ
自動車保険の見積もりを比べると、代理店型よりも通販型の方が安くなります。
これは、店舗や人件費がかからないので、その分安くなったと言われています。
内容を比べてもそこまで大きく違いませんが、それでも店舗が近くにあった方が安心できるという人もいるでしょう。
どちらにせよ、万が一の時の保険となります。
年間で数万円違うと出費もばかになりませんので、内容を把握した上で、できるだけ安い自動車保険に加入しましょう。
自動車保険のチェックポイント
自動車保険をできるだけ安くすると同時に、押さえておくべきポイントがあります。
対人・対物賠償保険
万が一の為に、対人賠償保険と対物賠償保険は無制限に設定しておきましょう。ネットで検索すると分かりますが、それぞれ億越えの総損害額の事例が見つかります。
対人賠償では総損害額が5億円を超えている事例もありますし、対物賠償においても2億円を超える総損害額の事例が見つかります。
人身傷害補償保険
搭乗者傷害と人身傷害補償を比べると、どちらもご契約者の自動車に乗っている本人や同乗者がげがをした場合、もしくは死亡、後遺障害を被った場合に支払われる補償です。
ただし搭乗者傷害は決められた金額が支払われるのに対して、人身傷害補償は過失割合に関わらず、実際にかかった費用や損害額が支払われます(上限有り)。
また人身傷害補償は、契約者が歩行中に起こった自動車事故でも補償されます。
無保険車傷害保険
事故を起こした加害者が、自動車保険に加入していない、または充分な補償内容をつけてい場合、加害者が負担すべき損害賠償金額のうち、自賠責保険等の金額を超える部分に対して保険金が支払われるものです。
ただし死亡または後遺障害に対してのみ支払われるもので、けが等に対しては支払われません。
自損事故保険
自分の過失が100%の状態で、相手がいない事故を起こした場合にケガや死亡に対して補償してくれる保険です。
具体的な例を挙げると、ガードレールや電柱にぶつかったり、止まっている車に追突した場合に最低限の補償をしてくれる保険です。
人身傷害補償と内容が重なる部分があり、人身傷害補償が優先されることが多いようです。
自動車保険で付けた方がいい特約
一般的に基本的な内容に特約をつけることができます。そこでおすすめの特約を紹介します。
・弁護士費用等補償特約
契約自動車(ご契約のお車)にかぎらず自動車の事故で、ケガをしたり物を壊された時に、相手との交渉や訴訟で必要となる弁護士報酬や訴訟費用などをお支払いします。
お客さまに過失がない場合に相手側から訴えられた場合の弁護士報酬や訴訟費用などについても対象となります。
出典:オプションの補償 – SBI損保の自動車保険
・個人賠償責任保険
こちらは自動車保険以外にも、火災保険や特定のクレジットカードの付帯(特約)として加入することができます。
内容を確認すると、自転車に乗っている時に相手にけがをさせてしまった場合や、お店で商品を壊してしまった場合等に補償してくれる保険です。
その他にも原付や自転車に乗っている場合に補償してくれる特約があります。特に原付に乗っている人は特約を付けた方がよさそうです。
これらの点を抑えた上で、できるだけ安い自動車保険に加入しましょう。
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