個人年金保険は必要?いらない?老後が心配な人は検討すべき?

個人年金保険とは

個人年金保険は必要?いらない?老後が心配な人は検討すべきでしょうか?

老後の生活資金を準備する目的で加入するのが個人年金保険です。

死亡保障より、生きている間の備えに重点を置いているので、生存保障と呼ばれています。

 

基本的な仕組みは、契約時に定めた一定年齢から、所定の年金が受け取れると言うものです。

もはや年金だけでは生活できない時代に突入しつつあります。

老後に年金だけでは不安!、もう1本収入の柱が欲しいという方におすすめの保険です。

老後に必要なお金の金額

一般的には、年金生活に入る前に3000万円は用意していたいと言われています。

この金額は、持ち家の人と賃貸住まいの方では大きく違ってきます。

個人年金保険の種類

個人年金保険には「確定年金」「終身年金」「保証期間付終身年金」「変額年金」「外資建て年金」ながあります。

確定年金とは

年金を受け取れる期間が決まっている保険で、5年間年金が受け取れるものを5年確定年金といいます。

 

他には10年、15年の確定年金もあります。

年金受け取り開始年齢は60歳またが65歳のものがほとんどです。

 

例題として。

年金額60万円、10年固定、年金受け取り開始年齢60歳の場合は。

確定年金

60歳から、年間60万円を10年にわたって受け取る事が出来ます

10年確定なので、年金を受け取っている途中で亡くなっても、

遺族が残りの保険期間の年金または、それに相当する一時金を受け取る事が出来ます。

保証期間付終身年金保険とは

保証期間付終身保険は、死ぬまで年金を受け取る事が出来ます。

 

保証期間が5年や10年など決まっているので、年金を受け取っている期間中に被保険者が亡くなった場合でも、

保証期間分の年金は遺族に支払われます。

但し、月々の保険料はかなり高くなってきます。

変額年金保険

変額個人年金保険は、支払った保険料の運用実績によって年金額が変動する保険です。

 

年金の受け取り方は、個人年金保険と同様に様々な対応があります。

ただし、元本割れになるリスクがある保険です。

リスクや運用方針、諸経費などをきちんと理解して、自己責任で選びましょう。

外資建て年金保険

支払う保険料や、受け取る保険金・年金・解約返戻金などが、外資になっている保険です。

 

主に、ドル建て、ユーロ建て、豪ドル建てがあります。

外資で運用したい人向けの商品で、円建ての保険よりも保険料が割安となっているのも魅力の1つです。

個人保険保険のメリット

銀行に預ける場合と比べると、個人年金保険で積み立てることで、最終的に受け取る金額は大きくなります。

途中で解約する事ができます。

ただし、途中解約した場合は元本割れする可能性がありますので、容易に解約できない保険です。

確実に、老後の生活費の資金準備を進めてゆく事が出来ると言えます。

 

所得の個人年金保険料税制適格特約を付加した場合は、一般の生命保険料控除とは別枠で、個人年金保険料の所得控除の特典が受けられます

個人年金保険のデメリット

安定した資産形成が期待できる個人年金保険は、取り扱う保険会社が破たんしても「生命保険契約者保険機構」から一定額が保障されます。

ただし、本来受け取れる年金金額が減額される可能性もあります。

その他、インフレリスクがあります。

 

運用利率が確定型の場合は、将来受け取れる年金額は契約時に確定します。

将来インフレが起こると、契約時の貨幣価格と、将来年金を受け取る時点での貨幣価値が変わり、実質の年金額が減ってしまうリスクがあります。

個人年金保険は必要なのか?

公的年金に不安がある場合、ご自身で将来の積み立てをしてゆかなければなりません

老後への積み立ての代表的な商品が個人年金です。

ただし、他にも積み立てができる保険商品は沢山あります。

老後までの長期間の積み立てになるので、毎月余剰資金があれば、積み立てるという選択肢もあります。

個人年金保険の選び方

個人年金保険は、加入する人の年齢によって適切なタイプが変わってきます。

 

若いうちに入る場合には、まとまったお金が必要になる一時払いタイプは難しいと思いますが、

高齢になってから加入する場合には、一時払いでないと大きなリターンが期待できません

 

あなたに合った個人年金保険を見つけるには、年金や保険の知識が備わっていなければ、保険会社の意のままに加入して、損するケースもあります。

なので、一ヵ所にこだわらず、他社の保険も聞いてみて、比較して決めるのが一番良いと思われます。

人気の個人年金保険

沢山ある個人年金保険ですが、人気の商品を3点ご紹介します。

明治安田生命の個人年金保険「年金かけはし」

明治安田生命では、「年金かけはし」と「年金ひとすじ」があります。

年金かけはし」には払い込み免除がありませんが、その分

返礼率は高く、年金受け取り開始を遅らせる据え置き期間を設定することで、さらに利率を高める事が出来ます。

 

据え置き期間なしでも、条件によっては120%を超える場合もあります。

年金ひとすじワイド

10年間で年金を受け取るタイプです。

途中で10年間の終身年金保険にすることも可能です。

返戻率は20代では120%、40代でも113.3%と高くなっています。

返戻率も高く、障害になった場合も保険会社が負担してくれますので、メリットある保険と言えます。

住友生命の個人年金保険「楽しみワンダフル」

住友生命楽しみワンダフルの特徴は、支払いもし易く、返戻率もとても高くなっています。

老後の年金にプラスする事が出来るので、とても期待が出来ます。

 

例として25歳で加入の場合。

一括で受け取る事が出来る場合、123%、10年間受け取る事になった場合、126%と高い数字になっています。

30代で加入した場合でも、120%男女とも受ける事が出来ます。

受け取り回数を変える事もできます。

すぐに一括で受け取る場合もあれば、こまめに毎月のタイプや、2回に1回のタイプも選ぶ事ができます。

日本生命「みらいのかカタチ年金保険」

日本生命の「みらいのカタチ」は、保険料の払い込みが、希望できる期間で設定できます。

前期前納払いができる個人年金で、一生涯年金を受け取る事ができる終身年金も選択できます。

ただし、所定の障害状態になった時の保険料免除はありません。

また、支払いが困難になった場合などは、途中で払い済み保険への変更が可能です。

ただし、支払った保険料が少額の場合は変更はできないので注意しましょう。

アフラックの「個人年金保険」

将来の安心のために貯蓄を目的とした保険です。20歳から45歳の方なら、いつでも手軽に始められる月払い保険です。

 

月払い保険料は5000円から100円単位で申し込み事が出来ます。

基本年金の範囲は、30万円から990万円までとなっています。

受け取り年齢も都合に合わせて変更できます。

個人年金保険のまとめ

数多くある個人年金保険ですが。1つの保険会社に拘るのではなく、複数の保険会社に話を聞いて、自分に一番合うものを選んで加入しましょう。

手ごろな金額でも、返戻率が低い保険もありますので注意して下さい。

 

色々調べた結果、返礼率等に納得できない場合は、NISAや投資信託など、ご自身で積み立てた方がよさそうです。

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