韓国・中国でキャッシュレス決済が普及した理由が衝撃です
ようやく日本でもキャッシュレス決済が浸透してきました。
しかし!お近くの韓国と中国では、キャッシュレス比率が日本よりかなり進んでいるのです!
キャッシュレス・ロードマップ2019を参照すると
・韓国⇒約96%
・中国⇒約66%
・日本⇒約20%
この差はひどいですよね?w
そこで今回は、韓国と中国のキャッシュレス決済が急速に普及した理由と、今後の日本の戦略を紹介していきます。
韓国のキャッシュレス化が急速に広まった秘訣
韓国に旅行に行くと、ほとんどの場所でクレジットカードが使えますよね?
実は国をあげて、キャッシュレス化を推進していたのです
その施策ですが・・・
クレジットカードで1000円以上使ったレシートに、宝くじの番号が記載されるという内容でした
その結果、 多くの韓国人がクレジットカード決済を利用するようになったそうです。
当選金額はいくら?
月に1度、総額で1億8000万円!、この当選金は、国が出したそうです。
韓国経済がV字回復w
この宝くじ施策で国内の消費が活発になり、韓国経済はV字回復したそうですw
しかも!、クレジットカード利用の拡大で、お店の収支をごまかすのが難しくなり、脱税防止にもつながっています。
中国でキャッシュレス決済が広まった理由とは?
中国は国土が広いので、キャッシュレス化の浸透には時間がかかるかと思いきや、約66%まで普及しています。
この背景には4つの理由がありました。
国土が広く、ATMが不足
中国は国土が広いので、日本のコンビニのようにバンバンATMを設置するのは難しいようです。
治安が悪い
現金を持ち歩くと盗まれるケースもあるので、キャッシュレスに移行していったようです。
現金が汚れている
日本であれば定期的に紙幣を交換していますが、中国では国土が広いので、ずっと同じ紙幣が使われているようです。
そのため、汚れている紙幣も少なくないようです。
偽札が多い
これは致命的ですよね?
日本でも偽札が話題になったことがありました。キャッシュレス化が進めば、偽札を作る業者もいなくなりそうです。
日本がキャッシュレスを推進する狙い
日本政府も、キャッシュレス決済を推進しており、2025年までに40%まで引き上げるのが目標です。
そもそも、なぜ多くの国ではキャッシュレスを推進しているのでしょうか?
外国人観光客の取り込み
多くの国は、外国人旅行者の獲得で、国内の経済を循環させようという狙いがあります。
現金が主流な国だと、わざわざ手数料を払って両替してから、お金を使いますよね?
もちろんクレジットカードでも若干手数料は取られますが、そのまま使えるし、現金のやり取りも必要ないので便利です。
つまり現金のみだと、日本での買い物や生活が外国人にとって、とても不便なものになってしまうのです。
日本でのイベント
しかも日本では、外国人が多く訪れるイベントが迫ってきています。
2019年:ラグビーW杯
2020年:東京オリンピック・パラリンピック
2025年:大阪・関西万博
これらの状況を踏まえて、キャッシュレスの普及が急務となっているのです。
消費税のポイント還元
日本がキャッシュレス化を普及するための施策として、消費税によるポイント還元が挙げられます。
2019年10月に、消費税が10%になる予定です。
しかし、日本政府も国内消費を低迷させたくないので、2019年10月1日~2020年6月30日までの間、
キャッシュレス決済で5%ポイント還元する予定です。
その場合、消費税10%-ポイント還元5%になるので、実質消費税が5%になるとも言えます。
※対象は中小・小規模事業者のみ
まとめ
韓国・中国・日本のキャッシュレスの普及状況を見てきましたが、韓国の宝くじ施策が面白いと感じました。
しかも結果的に韓国経済が回復しています。
最近では、PAYPAYが実施した100億円キャンペーンのように、先に与えてから利益を受け取るという手法を、日本も参考にして欲しいと思いましたw