医療費が高い理由は気軽に病院へ行き過ぎるのが原因?
2004年4月に医療費の自己負担額が2割から3割に上がり、健康保険料もかなり値上がりしています。
会社員や公務員等であれば給料から天引きされますが、自営業や派遣・アルバイトの方の中には、
毎月の国民健康保険料が高いので、払えない人も増えています。
少子高齢化社会で医療費が上がっている以外にも、池上彰さんの番組で、医療費が高い理由に納得できたので紹介します。
日本人が1年間で病院へ行く回数
赤ちゃんから高齢者までの平均で、1年間で12.7回でした。
※歯医者と医師は別なので、歯医者を含んでいない回数です。
日本は国民皆保険なので通いやすい
世界的に見ても、ここまで気軽に医療を受けれる国は少ないようです。
時間帯によっては混む病院こそあれ、誰でも医療を受けられます。
その為、大したことない症状でも、病院で診てもらう人も少なくないようです。
平成27年の国民医療費は約42兆円!
平成27年度の国民医療費は、42兆3,644億円もかかっていましたw
国の予算が約98兆円なので、かなりの割合を占めていることが分かります。
しかも2025年には、今の団塊の世代が75歳を超えるため、57兆円を超える予測になっています。
医療費の7割は国と保険料で負担
これだけ医療費が高いと、国民健康保険料が値上がりするのも分かりますよね?
国民健康保険は大赤字?
2015年度は2843億円の赤字。
この原因ですが、保険料が高いので払えなくなった人もいれば、病院へ行かないと決めているので・払わない人も多いようです。
診察の際に毎月健康保険証をチェックする理由
私もなぜ、毎月保険証を確認するのか疑問に感じていましたが、きちんと保険料を払っているのか確認しているのです。
各クリニックや病院などは、月末に指定の場所に保険料を請求するので、患者さんが保険に入ってないと支払われないためです。
薬代も医療費を圧迫している!
病院へ行くと、薬を処方されますよね?
この薬代も医療費を圧迫しています。
飲み残しの薬代だけで475億円
病院で処方された薬を、途中で飲むのを止めてしまう人っていませんか?
ただし途中で飲むのを止めてしまうと、薬に対する耐性ができてしまい・無駄になってしまうので飲み切るのがよさそうです。
後日、同じ薬を処方される際に、飲み残した薬を持って行くとその分薬代から割り引いてくれるそうです。
医師と薬局が別々
昔はお医者さんが薬を出してくれましたが、今では薬局へ行きますよね?
この理由ですが、医者が多めに薬を処方して、利益を上げるのを防ぐことが目的のようです。
ただし、利用者の立場からすると、わざわざ薬局に行くのは面倒ですよね?
薬局がジェネリック医薬品を勧める理由
薬局へ行くと必ず「ジェネリックにしますか?」と聞かれます。
その都度私も、何か怪しいと思って、一般の薬を服用してましたw
しかしこの行為は間違いだったのです!
ジェネリックで医療費を節約できる
このように薬の特許や開発費が高すぎるので、医療費を圧迫します。
しかし、一定期間後は特許の問題もなくなり、同じ成分を含んだ安価な薬を作れるそうです。
それがジェネリック医薬品と呼ばれるものです。
つまり、医療費を抑えるために、処方される薬はジェネリックを選んだ方が良いということになります。
ジェネリックはお店の利益につながる
お客さんがジェネリックを選ぶと、お店の方に利益が出るそうです。
その結果、winwinの関係ができます。
医療費の圧迫を防ぎ、お店の利益にもなる、薬代も安くなるということです。
まとめ
頻繁に病院へ行くと、その分医療費が圧迫されます。
今後も高齢者は激増するので、これまでのように気軽に医療を受けれなくなる可能性もあります。
非正規雇用が増えただけでなく、企業に勤めている人の給料も上がらないことが、保険料滞納や払わないという事態につながっていると思います。
個人的に、嫌々国民健康保険料を払っていましたが、今後は少しは前向きな気持ちで納めようと思いますw