デリバティブとは?分かりやすく事例を挙げて解説します。
デリバティブって分かりにくいですよね?
どうも、オプション取引に興味のあるマネタヌですw
デリバティブの意味を調べると、派生商品と出てくるので、なんだかよく分かりませんw
そこで、派生商品を検索すると、オプション取引・先物取引、スワップ取引などの総称で、金融派生商品の取引として利用されていることが分かります。
オイコノミアという番組で、デリバティブに関してわかりやすく解説していたので、説明していきます。
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デリバティブは日本の江戸時代に誕生
デリバティブは、日本の江戸時代に、お米の取引で使用されていたようです。
例えば、お米の収穫できる10月に、農家の人が商人にお米を10万円で売っていたとします。
ただし、収穫量は天候や害虫などに左右されてしまいます。
お米をたくさん収穫できる年もあれば、思ったほど収穫できない年もあります。
一方で商人のメリットですが、10月にお米の価格が12万円になっていた場合、2万円分得したことになります。
もちろんその逆もあります。
つまり、デリバティブとは?
このデリバティブ市場ですが、実に株式市場の2倍規模の取引額で行われているようです。
今回はお米を例に挙げましたが、
お米以外にもコーヒー、オレンジジュース、大豆、トウモロコシなどの農作物や金、銀、原油などの工業品など、様々なものが取引されています。
おもしろいものとしては、天候デリバティブや倒産デリバティブなどもあります。
天候デリバティブとは、例えば飲食店を経営していて、1週間ほど豪雨が続いた場合、お客さんの足は途絶えてしまいますよね?
よほどおいしいお店であれば、豪雨でも食べに行く人がいるかもしれませんが。。。
この場合に天候デリバティブを利用していれば、補償金が入るそうです。
このように、やはりリスクヘッジという面が強いですよね?
オプション取引
ここで、デリバティブの1つ、オプション取引を説明していきます。
数年前に、バイナリーオプションが流行りました。
こちらはFXの一種で、5分から10分後の価格が上がるか下がるか予想するものでした。
短時間で資産が倍になることもあれば、その逆もありました。
ただし、上下を予想するだけなので、賭博に該当する可能性があるため、金融庁から規制を強化されています。
一般的なオプション取引ですが、コールオプション(買う権利)、プットオプション(売る権利)という言葉が出てきます。
例えば、3ヵ月後に金の価格を10万円で買う権利を1万円で買うとします。
予想通り3ヵ月後に価格が上がって、13万円になっていたとします。
この場合は権利を行使して、10万円で買うことができます。
支払ったオプション代金1万円を差し引くと、2万円の利益が得られます。
その逆に、8万円になっていた場合は、権利を行使しないで、金を買わないという選択もできます。
その場合は、オプション代金の1万円だけ損をしたことになります。
このように、デリバティブ商品が多く誕生した理由の1つとして、
先物取引・スワップ取引
ここまで見てくると、大分デリバティブについて理解できたのではないでしょうか?
最後に簡単に先物取引、スワップ取引に触れておきます。
・先物取引
決められた期日に、特定の商品を、現時点で取り決めた価格で取引することですよね?
株式の信用取引やFXのレバレッジのように、資金の数倍の取引をすることができます。
ただし、予想とは逆の値動きをした場合、かなり損をすることになるので注意が必要です。
私のサラリーマン時代にも、先物取引で800万円の借金を抱えてる人がいました。
・スワップ取引
こちらは、金利スワップ、通貨スワップがあります。
ここで通貨スワップだけ軽く触れておくと、
異なる通貨間の異なるスワップ(金利)を交換する取引です。
なんだかよくわからないですねw
まとめ
個人的に株やFXの経験者ですが、デリバティブのことをよく分かっていませんでした。
しかし、オイコノミアでわかりやすく説明していたので、理解することができました。
振り返ると、リスクヘッジという側面が強いものの、それを利用した第三者が利益を得るという構図が、デリバティブ市場ですね。
余談ですが、最近「大逆転」という映画を観ましたが、先物取引に関する内容で、とても面白かったです。