日本人はなぜ騙されやすいのか?オレオレ詐欺の被害総額を紹介します。
ここ数年、日本国内で詐欺被害にあう人が増えています。
「新説!所JAPAN」を見ていたら、身近な人が詐欺被害にあった割合が約75%という数字でした。
この数字を見ると、日本人って騙されやすい印象を受けますよね?
そこで、日本で流行っている3つの詐欺の特徴と、騙される理由を紹介していきます。
この記事の目次
オレオレ詐欺:被害総額約183億円(2018年)
日本で一番被害総額が大きな詐欺がオレオレ詐欺です。
オレオレ詐欺に騙される人の共通点
・会話の中で自分の個人情報を無意識に伝えている
例えば、「オレだけど」という電話がかかってきた場合、「〇〇ちゃん?」と確認する人っていませんか?
「そうだけど」と返事されると、本当に息子だと勘違いしてしまいます。
このように、息子の名前などの個人情報を、無意識で話してしまう人が多いようです。
その結果、騙す側は、会話で得られた個人情報を元に新たなストーリーを作ります。
日本には名乗らない文化がある?
オレオレ詐欺のように、最初に自分の名前を言わない人って多くないですか?
この理由ですが、元々日本には本名を隠す文化があったそうです。
本名がバレると、よくないことが起こると言われていたんだとか・・・
確かにSNSを見ても、本名ではなく、色んなあだ名で登録している人が多いですねw
詐欺師の特徴
基本的にオレオレ詐欺は電話のみで完結します。
しかし!、電話で集めた個人情報を元に、息子の知り合いだと言って近づいてくる詐欺師もいるようなので、その特徴を紹介します。
・スーツなど、服装をしっかり着こなす
日本人は見た目や肩書で相手を判断する傾向にあるので、スーツを着ている詐欺師は多いようです。
・「ご無沙汰してます」という挨拶
会ったことがない相手でも、「ご無沙汰してます」と言われると、どこかで会っていると勘違いしてしまいます。
さらに、思い出さないと失礼に当たると思わせることができます。
・子供や家族の写真を見せる
初対面でも子供の写真を見せて、相手の警戒心を解かせるそうです。
・同級生、住んでる場所が同じという言葉
日本人は同じ学校を出ていたり、出身地が同じだと仲間意識を感じます。
個人情報を聞き出した後で、「同じ学校だった」と話すことで、相手に親近感を感じさせます。
オレオレ詐欺はもう古い?
最近ではオイマゴ詐欺が流行ってるようです。
その名の通り、孫や甥っ子に成りすまして電話をかける詐欺です。
息子かどうかは判断できても、孫や甥っ子のことは覚えておらず、騙されてしまうそうです。
架空請求詐欺:被害総額約137億円(2018年)
メールやハガキで架空請求がきます。
架空請求ハガキに関しては、民事訴訟最終通知書と書かれてあったり、ハガキの裏にシールが貼ってあったりと巧妙になっているそうです。
アマゾン・楽天に似せたメール
偽のアマゾンや楽天から、ID・パスワードの再登録通知が届きます。
ここで偽のサイトで再登録をしてしまうと、ID・パスワードが抜かれるので、好き放題買い物されてしまいます。
最近ではappleアカウントの再登録を促すメールも来ていましたw
関連記事⇒架空請求業者に電話してしまった!住所がバレて家に来るのか?
還付金詐欺:被害総額約22億円(2018年)
税金などを多く払いすぎているので、「お金を返しますので」という電話がかかってきます。
次に、実際にお金を受け取るために、偽りの金融機関から電話が来ます。
最終的にATMまで誘導され、「お振込みしますので、お振込みボタンを押してください」と言われて、振り込んでしまうそうですw
海外の人は騙されやすい?
上記の被害総額を見ると、やっぱり日本人て騙されやすいという印象を受けます。
一方で海外の方はどうなのでしょうか?
アメリカ
親しい人なら、どこで何してるか把握しているので騙されないそうです。
ポルトガル
犯罪慣れしているので騙されないそうです。
ドイツ
インターネット詐欺はあるそうです。
一般的に外国の場合、定期的にホームパーティーを開催して情報交換しているので、オレオレ詐欺のように騙されるケースは少なそうです。
まとめ
日本人が騙されやすいのって、少し閉鎖的な人が多いのが理由の1つです。
事業で失敗したり・会社でクビになったり、借金を抱えたことなど、家族に話せない人もいます。
こういう隠し事に関しても、日本人が騙されやすい特徴の1つではないでしょうか?
一方で外国人って、積極的でオープンな人が多く、自己アピールも得意ですよね?
落ち込むこともありますが「ノープロブレム!」と言って、すぐに立ち直りそうですw
騙されないためには、こういう電話やメールがあったことを周りの人に話したり・ネットで調べたりして対処してください。