3,000円で差し入れできる刑務所(拘置所)ビジネスを紹介します。
マネースクープという番組で「刑務所ビジネス」の特集をやっていましたが、どのようなビジネスなのか気になりますよね?
刑務所に縁のない人も多いと思いますが、この様なビジネスや裏側を知っておくと面白いでしょう。
刑務所・拘置所差し入れ代行とは?
刑務所や拘置所に外部から物資を差し入れするビジネスです。
なぜ差し入れ代行ビジネスがあるのかと言うと、親族や知り合いが差し入れをする場合、厳しく調べる検閲があるため、収容者の元へ物資が届かないケースが多いんだとか。
今回は、元受刑者の3名で結成したハート・カンパニーという会社が紹介されており、自分たちが困った経験から、現受刑者のために約3年前に起業したとのこと。
具体的な仕事内容は?
刑務所・拘置所に生活日用品を差し入れするお仕事です。
拘置所の場合だと、服・食料・手紙・本が人気とのこと。
もちろん一般的には、親族が収容者に差し入れを行います。
しかし、再犯防止のために遠方に収容されることもあります。
その場合は様々な費用がかかるので、年配の方が直接面会したり、差し入れすることが困難になってきます。
※差し入れに関しては、知人や友人など誰でもできるようです。ここに目をつけてビジネスにしていました。
そのため、インターネットで募集し、全国どこでも差し入れを行っているようです。
月に約50件ほど依頼が来るんだとか。
差し入れ代行の料金は?
料金はとてもリーズナブルな価格となっており
・手数料3,000円+実費
となっています。
実費というのは、移動にかかる費用(ガソリン代・高速代等)が挙げられます。
・手紙の代筆1文字2円
不適切な内容だと受刑者に届かないので、代わりに代筆も行っていました。
食料の差し入れには制限がある
食料の差し入れに関しては、主要な差し入れ屋からしか差し入れできないようです。
どうやら食べ物の中に危険な物が入るのを防ぐために、主要な拘置所と協定を結んで差し入れをしているそうです。
番組内でも紹介されていましたが、
・みかんの缶詰2つ⇒1,500円
・お菓子3品セット⇒1,000円
というように、かなり高い価格設定になっているようです。
差し入れ屋が独占しているので、こういう価格設定にできるようです。う~ん、高いですね・・・
逮捕された時の所持品は?
厳しい検閲があるものの、逮捕時に着ていた衣類やお金等は拘置所に持っていけるようです。
刑務所内には売店もあるので、お金が必要になるそうです。
拘置所の売店では、ティッシュ・石鹸・トイレットペーパー・歯ブラシなど、毎日使う物が売っているようです。
そこで、逮捕時に持っているお金だけでは足りなくなるので、委任状を書けば、他人にもお金をおろすよう依頼できるようです。
ただし、その際に家の中を荒らされることが多いようです。
賃貸物件に1人で住んでいる場合、家賃は滞納扱いになり、最悪の場合は家財道具を差し押さえられて強制退去になることも。
刑務所内の生活は?
やはり労働が待っているようです。
ミシンや鉄工・木工など、刑務所で作られる日用品は数千種類にも及ぶそうです。
熟練度によって時給が変わってきますが、それでも時給数10円等の世界のようです。
そのため優秀な受刑者でも、3年の服役で10万円ほどしか貯まらないようです。
お金を稼ぐには厳しい世界ということですね。。。
まとめ
番組内では実際の利用者が取材されており、本や手紙・家族の写真を差し入れ品として依頼していました。
刑務所差し入れビジネスですが、刑務所内に詳しい人しかできないビジネスかもしれません。
今回の様に、自分にしかできないニッチな仕事が見つかれば、起業で独立できそうですね。
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