投資用ワンルームマンションで失敗する4つの理由を紹介します。
不動産投資というと、安定した資産を築けるイメージがありますよね?
もちろん購入する物件によっては、収益が少なかったり・赤字になるケースもあります。
私も不動産投資をしている人と何人か会ってみましたが、ワンルームマンションに関しては、ほぼ毎月赤字になっているようでした。
他のサイトで調べても、投資用ワンルームマンションは99%失敗するという内容まであります。
そこでなぜ、多くの人がワンルームマンション投資で失敗するのか、その理由を紹介していきます。
この記事の目次
ワンルームマンションは実質利回りが低い
投資用不動産を購入する際は、利回りが重要です。
楽街というサイトで区分マンションを検索すると、表面利回りが大きく表示されていますw
この数字だけを見て、「おっ!銀行に預けるより金利がいい!」と思う人は多いでしょう。
例えばこちらの物件
この約9%という表面利回りは特か損か、あなたはどう思いますか?
そこで次に、実際にかかる費用を紹介します。
銀行から借りる場合には金利がかかる
上記の表面利回りですが、あくまで現金一括で購入した場合です。
レートは各銀行や、その時の金利状況にも影響されますが、仮に2%だとします。
その場合、9.3% – 2%になり、7.3%になります。
ワンルームマンション購入初期費用
購入する物件の価格にプラスして以下の費用が初回(毎月)かかります。
〇税金
〇手数料
〇保険
〇その他
不動産投資は空室になるリスクがある
購入したワンルームマンションにもよりますが、人気の立地であればすぐ埋まるでしょう。
空室になれば、家賃が入ってこないので、その期間は赤字になってしまいます。
具体的には銀行への返済と、毎月の維持費にかかる支払いがあります。
半年間空室になった場合の年間の表面利回りですが
になってしまいます。
空室を埋めるための費用
物件が空室になると、各不動産会社に営業を依頼します。
賃貸物件を借りる際、1つの物件を複数の不動産会社が宣伝していますよね?
この広告宣伝費をはじめ、借り手が見つかれば・不動産屋に仲介手数料を支払うケースもあります。
※家賃の1~2ヵ月分が目安
部屋のリフォーム代
基本的に、清掃代等を借主から敷金として預かります。
借主が原因でものを壊した場合も、借主負担になります。
ただし、エアコンが壊れたり、劣化が原因で設備が老朽化した場合は、貸主(所有者)の負担となります。
築年数の古い物件で、内装をガラッと変えた場合、50万、100万などまとまった費用がかかることも。
ワンルームマンションの家賃が下がることも
駅近で便利であれば、周辺の相場は下がりにくいでしょう。
しかし最近では、都心部を除いて、土地の価格が下落しています。
一方で物件が古くなることで、物件の価値も下がってきます。
投資用ワンルームマンションを購入したのはいいですが、入居者が決まらず
はじめから家賃を下げざるをえないケースもあるようです。
ワンルームマンションを相場より高い価格で買ってしまう
多くの人が投資用ワンルームマンションで失敗する大きな原因として、
表面利回り以外にも、相場より高い価格で購入してしまうことが挙げられます。
稀に、中古で実質利回りの良い物件もあるそうですが、
不動産業者や、不動産投資に詳しい個人や法人がすぐに購入してしまうそうです。
本当に利回りの良い物件と言うのは、なかなか市場に出回らないという特徴があります。
ワンルームマンションを手放したいけど売れない人が多い現状
毎月赤字の状態ですが、銀行からの融資の返済を考えると、手放したくても・手放せない人も多いようです。
1800万円で購入したのに、800万円でしか売れないと言ってる人もいました。
つまり、800万円で売ってしまうと、1000万の借金が残るだけなので、売るに売れない状況のようです。
それでも、オリンピック前後の不動産価格は下落するという意見も多いので、一番高く購入してくれる業者を探しておいても損はないでしょう。
まとめ
10年前くらいから、投資用ワンルームマンションは、「年金の代わりになる!」、「資産になる」と言われてきました。
まあ、売る側のマニュアルだと思いますが・・・
しかし実際のところは、負債になっている人がほとんどという現状があります。
不動産投資を始めたいので、少額からできるのでワンルームマンションの購入を検討している人は、辞めた方がよさそうです。
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