奨学金が返済できない理由を紹介します。
奨学金を借りたのはいいですが、学校を卒業した後に返済できない人が続出しています。
多くの新聞や雑誌を見ても、返済できなくて苦しい生活を送っている人、返済を拒んでいる人、最悪の場合は生活が破綻している人までいます。
そこで、奨学金が返せない理由とその悲惨な現状を紹介していきます。
この記事の目次
奨学金の意義・内容とは?
こちらに関しては、独立行政法人日本学生支援機構から転記させていただきます。
本機構の奨学金は、貸与奨学金で経済的理由により就学に困難がある優れた学生等に対し貸与されます。奨学金貸与終了後は、返還の義務が生じ必ず返還しなくてはなりません。
そして、奨学金の貸与を認められた学生の方を奨学生と呼んでいるようです。
大学に通うのは当たり前?
昔であれば、大学に通うことがあたり前でステータスになっていました。
「○○大学に入ったらすごいね~」と親や親せきからほめたたえられる現状があります。
しかし現状は、大学に入っても就職できず・卒業後も就職活動をする羽目になったり、アルバイト等で生活をつなぐ人も増えています。
ただし、就職活動の面接の際、大学を出ているか気にする社風はまだまだ多いと感じます。
大学という経歴が必要な職業に就くのであればいいですが、特に目的もなく入ってしまうと、理論ばかりの授業で、社会に出ても役に立たない内容だと感じる人も少なくないようです。
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奨学金の借入額は返済できるのか?
在学中に、55,000円/月の奨学金を利用したとします。
卒業までに4年間かかるとして、55,000円×12ヵ月×4年間=264万円
金額だけを見ると、ふつうに働いて返済できる金額の範疇だと考えます。
毎月3万円返済した場合、約7年で返済できる計算になります。
利子がつく第二種奨学金の場合は、もう少し返済期間が伸びる可能性はあります。
奨学金を返済できない人が増えている理由
金額的な面で見ると、そこまで大きな金額ではありませんでした。
しかし、高校の時から奨学金を利用していたり・大学の時にもう少し借りる金額を増やした場合、総額で400万円以上になるケースも少なくありません。
ここで返済できなくなる理由ですが、やはり一番大きな理由は就職できないという点になります。
毎月決まった金額を返済していくうえで、安定した収入は必須です。
逆に就職できないと、何のために大学に入ったのか分からないですよね?
ちなみに月に2万円ほどであれば、アルバイト生活でも返済できますが、奨学金の返済以外にも国民健康保険料・国民年金・住民税等が容赦なく襲ってきます。
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つまり奨学金も原因の1つですが、これらの税金の支払い義務があるので、トータル的にお金が足りない状況になっていきます。
奨学金を返済できない場合は?
ニュースでも奨学金を返済できない人が特集されていますが、ここで救いを求めるような抗議をしても意味がないでしょう。
なぜなら、返済することを了承した上でお金を借りるのですから。
一方で無利息ではない第二種の奨学金の利息が悪質だという内容を見かけました。
確かに、これからの日本をしょって立つ若者が勉学に励むための教育費なので、利息は低くするべきです。
しかし、利息がついても学びたい熱意があるのなら、アルバイトをして凌ぐしかないでしょう。
個人的につくづく思うのは、日本の教育です。英語に関しても文法とか教えて、結局6年間授業をしてもほとんどの人が英語を話せないというのが現状です。
つまり、高校生で奨学金を利用している人もいるので、奨学金の話や利息の話、そのほかにも税金の話なども授業に混ぜてもいいと思います。
多額の借金を返済した有名人
最後に多額の借金を返済した有名人を紹介しておきます。
ネットで検索すれば、事業の失敗や、自分とは関係のない多額の借金を背負わされたケースも多々見つかります。
・矢沢永吉(30億以上)
・五木ひろし(20億以上)
・細木和子(10億?)
有名人で検索しても、30人ほどならすぐに見つかります。
私の周りでも、1,000万、2,000万円借金を抱えている人が数名いました。
このままふつうに働いても返済できないと感じ、自分で仕事を始めたり、仕事を増やして完済していました。
ここで伝えたかったのは、借金をきちんと完済できた人は、後日成功を収めている人が多いということです。
最終的に、奨学金は自分の力できちんと返済することが重要です。
奨学金のニュースより
沖縄でも奨学金の返済が滞っている人が多いようです。その理由として、沖縄の給料や時給が少ないことも取り上げられています。
普通に返済している人に関しては、40歳手前で完済するケースが多いそうです。
そんな中、オンデーズ琉球と言う会社が、奨学金の返済支援を行っているという記事を見かけました。
内容を確認すると、給与に上乗せするようです。
このような奨学金の支援会社が今後増も増えて欲しいと思います。
奨学金のまとめ
現在、奨学金を返済できなくなっている主な理由には、「就職できなかった」、「会社を辞めてしまった」などが挙げられます。
お金を借りることは簡単ですが、その返済する大変さを伝えていない現状も問題です。
最近では奨学金に関する話題も大きく取り上げられているのはいい傾向だと思います。
もちろん、軽い気持ちでお金を借りてしまった人もいると思いますが、完済することで人生はよくなると感じているので、しっかり返済しましょう。
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