マンションは高額な買い物なので、絶対に失敗したくはないですよね?
個人的にマンションを買うなら、中古マンションを買います。
なぜなら、新築マンションは購入した瞬間に中古物件となり、価値が2~3割ほど落ちるからです。
また新築であれば、完成前に購入するケースがほとんどなので、実際に住んでみると不具合が見つかるケースもあります。
では、マンションを購入する上でどんなことに注意すればいいのでしょうか?
⇒2019年 マンションの売り時・買い時はいつ?価格は下落する?
この記事の目次
間取りは南向きがいい?
マンションであれ一戸建てであれ、向きは南向きがいいと言われていますよね?
私もそう思っていました。なぜなら賃貸物件を探すときに、日当たり良好!南向きの物件!と書かれているケースが多いからです。
しかし、南向きの物件に住んでみると、違和感を感じることもあります。
もちろん、目の前に高い建物が建っているケースが別ですが、部屋の中まで陽の光が入ってこないのです。つまり、直射日光が当たらない北向き以外は、そこまで変わらないということです。
そこで調べてみると、南に上がった太陽の光はほとんど真上にありますので、部屋の奥まで入ってこないのです。
ですので、購入するマンションの間取りにもよりますが、西向きの方がリビングに日差しを入れるのに適しているということになります。
このように考えると、一番いい向きは南西向きではないでしょうか?
マンションは高層階が人気?
賃貸物件の相場を調べると、低層階よりも高層階の方が価格は高くなります。
販売用物件でも、2~5階までの低層階の価格が2,000~3,000万円なのに対し、最上階や高層部分は1億円を超えるケースも珍しくありません。
実際に高層階から見る景色に憧れる人も少なくないはずです。
しかし、実際に住んでみると、どのような印象を受けるのでしょうか?
確かに景色は最高だと思います。しかし、朝や夕方などの混んでいる時間帯では、エレベーターでの移動に時間がかかる場合があります。
また災害時に高層階にいた場合、下まで階段で降りるケースも想定できます。もちろんすぐにはたどり着けないでしょうから、最悪のケースも考えておく必要があります。
ただし、最近の高層マンションは、地震対策には優れているようです。
その他に、高層階は暑いというのと、風が強いので洗濯物が干せないというデメリットもあります。暑さに関してはクーラーを付ければ凌げますが・・・
チラシに書いてある金利に注意!
マンションですが、平均的に数1,000万円する人生の中でも大きな買い物の1つです。そのため、ほとんどの人が住宅ローンを利用すると思います。
大きな買い物ですので、もちろん金利が低い方がいいですよね?
そこでチラシを見ると、金利が安い物件を見かけることがないでしょうか?安い金利のチラシを見たら、確認すべきポイントがあります。
なぜなら、初めの2年や5年のみ低い短期固定金利になっており、そのあとは変動金利に移行するケースも少なくないからです。
以前アメリカでサブプライムローンというのがありました。
返済能力の低い人たちでも家が持てるという施策ですね。結果はご存じのとおり、多くの人が破綻して、大きな問題となりました。
ここまで大げさなものではありませんが、1%の違いが大きな金額となりますのでしっかり確認しましょう。
マンション販売員の実態
マンション販売員ですが、ふつうに考えると、その物件を売っている会社の正社員だと思いますよね?
しかしその実態は、正社員ではなく派遣社員である場合が多いそうです。
もちろん自社の社員に営業させている会社もありますが、電鉄系など本業が不動産ではない会社に関しては、派遣社員を利用しているケースが多いようです。
ここで、なぜ派遣社員という実態を紹介したのかと言いますと、派遣社員は決められた物件の販売が終わると、正社員へ対応を引き継ぐことになります。
ですので、販売中はメリットのみを誇張して伝えたり・後々のクレームのことも考えずに、強引に契約を勧めてくることだってありえます。
その結果、購入して住んでいる時に不具合が分かって、担当者に連絡を入れても・担当者は部署を移動した、会社を辞めたという対応になってきます。
管理費・修繕積立金が安いと?
一般的に毎月かかる・定期的にかかるコストは安く済んだ方がいいですよね?
そこで、マンションを購入する前に、定期的にかかる管理費・修繕積立金をチェックすると思います。
そして管理費・修繕積立金が安ければ、ラッキー!と思う人もいるかもしれません。
しかし安いだけで喜んではいられないのです。
もちろん、この安いと感じる基準は人それぞれですが、たとえば管理費、きちんと清掃・共用部分の管理がなされているかと思いきや、後々管理がおろそかになるなるケースだって考えられます。
なぜなら、人を雇えるだけの管理費を徴収していないのですから。。。
また修繕積立金が極端に安い場合も要注意です。マンションを購入された方はご存じだと思いますが、多くのマンションでは、入居10年目などの修繕積立一時金という名目で徴収する仕組みがあります。
つまり、最初は安いとあったのに、実際に住んでみたら、徐々に修繕積立金が増えていくケースもあるそうです。
毎月6万円でマンションを購入できる!
最近は物件のチラシをあまり見ていないのでよくわかりませんが、少し前では、毎月6万円の支払いでマンションが購入できる!という文言をよく見かけていました。
もちろん安いのには理由があります。金利のからくりがあって、最低短期固定金利で計算されているのです。
つまり最初の2年は指定された金額の返済を行えばいいのですが、途中から金利が上がる可能性までは記載されていないのです。
月額6万円でマンションが持てるという感覚だと、確かにチャンスだと感じますが、どのくらいの期間支払続けるのかもしっかりチェックしましょう。
「ボーナス払いでいくら払う必要があります」と小さく書かれているケースもあります。
よくTVショッピングでは、高いものが分割払いで紹介されていますよね?つまり分割を利用することで、そこまで高いものではないという印象を与えているのです。
マンション購入で失敗しない!まとめ
ここまでマンション購入で注意すべき6つのポイントを紹介してきました。
よくマスメディア戦略というものがあります。
販売する側が売りたい商品があったら、その商品が売れるように広告・宣伝を展開します。その結果、多くの人はその広告を見かけるようになり、その情報が正しいと感じるようになります。
そうなると、販売する側はしめたものです。
では、騙されないためにはどうすればいいのでしょうか?
マンションは大きな買い物ですので、やはり購入する前にある程度の知識を付けることが重要です。
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