30代・40代・50代に必要な保険の選び方を年代別で比較します。
10代までは将来の事を考える人は少ないですが、20代からは、嫌でも自分の将来の事を考えなくてはなりません。
その中で、多くの人が加入しているものが「生命保険」。
年代別に見る「生命保険」をはじめとする保険という仕組み。
自分にはどんな保険が必用なのか迷いますが、今、「必要じゃないから」と言って後回しにしていると、必要な時に入れない場合もあります。
年代別に様々なライフイベントもあるので、予算や考え方も異なります。
そこで、30代・40代・50代と年代別に必要となる保険を紹介していきます。
この記事の目次
20代に必要な保険
保険に加入する時に知っておきたいのが、掛け捨てか積み立てか、どちらを選べばいいのかということです。
関連記事⇒生命保険の加入前に掛け捨て・積み立ての違いを把握すべし
20代独身のケース
両親の扶養に入っている場合は、医療保険と死亡保障に重点を置き、掛け捨てタイプを選ぶと良いでしょう。
独身の時は、自分に万が一があった時の受取人は両親になります。
医療保険も掛け捨てタイプで、入院などがあった場合に保証されるプランがおすすめです。
20代独身でも「将来に向けて貯金しよう」と考えている方には、積み立てタイプがいいでしょう。
※昔と比較すると、金利があまりつかない保険商品もあるので、たいして増えない場合は少額の掛け捨てでOK!
積立タイプを選んだ場合の受取人は、両親のいずれかになる事がほとんどですが、結婚するときに一旦「解約」して、返戻金をもらう方もいます。
結婚するまでに積み立てた分の積立金をもらう方もいます。
20代はライフイベントも多いので、それに向かって貯金を目指す方には積立タイプをおすすめします。
結婚しているが共稼ぎで子供はいない
そんな方にも貯蓄タイプをおすすめします。
将来子供が出来た時の事を考えて積み立てすることをおすすめします。
女性の場合は、医療保険にも加入しておくことで、出産時に緊急オペなどが発生した時に、医療保険で賄う事もできます。
30代に必要な保険
ライフイベントが最も多い年代の30代ですが、既婚者と独身者で大きく異なります。
30代既婚男性の場合
30代既婚男性の場合は、子供がいるかいないか、奥様は共稼ぎなのか、専業主婦なのかで選び方は違ってきます。
世帯主である夫に万が一があった時。
奥様が共稼ぎであれば自分の収入もあるので、それほど高額な保険は必要ないでしょう。
残された家族が将来に不安を抱えなくて暮らせるお金はどのくらいかを計算して、必要最低限の保証額の保険に加入する事を考えます。
万が一以外にも、突然の病に倒れたり、ガン告知をされた時の事。怪我をしてしまった時の事。
活動範囲が広くなる30代になると、予想外の出来事は多くなってきます。
そんな時の為に死亡保障だけではなく、医療面やガンに関する事。
そして将来的に、必要になるであろう介護に対しても考える年代になります。
この3つを合わせて加入しておくと、突然の出来事にも慌てる事はありません。
掛け金を安くしたいなら、死亡保障額を掛け捨てタイプにして、医療保険を積み立てタイプにしておくことで。
満期になった時、医療保険の利用がなかった場合は、積立金が満額以上に戻ってくるので安心です。
ガン保険にも積み立てタイプもあります。
※最近では、がん保険は不要だという意見もあります。
高額療養費制度もあります⇒がん保険はいらない?ロボット手術の保険適用で費用が10万円に
一方で介護保険に関しては、子供がいない、将来、自分の介護に不安を感じる人におすすめです。
現在、介護保険も厳しくなり、収入の多い家庭は2~3割負担になりました。
また、介護を要する時に必要な医療費やその他のお金は、年金ではまかなえなくなっています。
これらを考慮しておく為に、介護保険に加入しておく事で、介護保険制度では補えない部分をフォローしてもらえます。
30代独身のケース
30代は独身でも既婚でも、老後の事も考える年代になってきます。
その中で、子供がいる家庭は子供の学費などもあるので、保険料は抑えたいと考える傾向が多くみられます。
しかし、ここであまり保険料を抑えて加入する事ばかり考えると、40代になった時に保険料が倍に跳ね上がるケースもあるのでご注意下さい。
40代に必要な保険
40代になると保険加入を考える人がとても多くなります。
20代から30代まで、将来への不安はさほど強く考える人も少ないですが、
40代になると、独身である人は、「やはり婚活しなくては」と焦りを感じて結婚相談所へ申し込む人も増えます。
特に男性は女性に比べて、身体への変化に気づく年代になります。
女性の場合は「子供が欲しい。子供を産みたい」とタイムリミットを感じ、将来へ最も不安を感じます。
40代は早ければ体調の変化もみられ「やはり保険は必要」と思い、保険を探している人もいる年代です。
それだけ40代になると、病気になる確率やガンになる確率も高くなります。
どの保険を見ても。
これをなんとか抑えたいと考えるのが40代。
40代になると、既婚者は最もお金が必要な時期になります。
子供も大きくなり、学費に一番お金がかかる頃になるでしょう。
いくら共稼ぎをしていても、おいつかないケースもあります。
保険料を軽減させるために。掛け捨てタイプを選ぶ人も多くいます。
40代で結婚して家庭を築いている場合
40代で万が一のことがあった場合、残された家族はどうなるか?
世帯主の稼ぎが月20万だとして、定年までどのくらいあるのか?ローンは?子供の学費は?生活費は?。
考えれば考えるほど、掛け捨てタイプでは補えない事が分かります。
※貯蓄がある場合は、医療保険は掛け捨ての少額にして・がん保険にも加入する必要はないと考えます。
医療保険の月額を5,000円前後で積み立てタイプに加入できます。
満期70歳までの医療保険に加入した場合、積み立てていた金額以上の返戻金が70歳過ぎた頃に降りてきます。
なので医療保険は欠かせません。
貯金をしていても、ローンや学費で消えてしまいます。
なので、保険加入で引き出せない貯金をしてゆく必要が欠かせなくなる年代です。
保険料を軽減させる理由は様々です。
40代独身の場合
家庭もなく自分一人だから、保険は必要ないと言われる方もいますが、大きな勘違いです。
独身だからこそ。きちんとした保証加入をしてもらいたいのです。
入院費はいくら貯金をしていても、底をつきてしまいます。
病気になると仕事はできなくなります。
そんな時、誰があなたを支援してくれますか?
万が一の時、誰が負担してくれますか?
それらを考えた時。自分一人だからこそ、保険加入は必要だと考えます。
独身の方には積立タイプをおすすめします。
全てにおいて、何かあった時に収入が軽減してしまった場合。積み立てていた保険料が補ってくれます。
老後を考えると。今は、年金ももらえなくなる時代になりつつあります。
そんな時、積み立てタイプの保険に加入をしていて、本当に良かったと思える時が来るでしょう。
40代から貯金するには少し限界があります。
銀行への貯金は、利息が0に等しい状態です。
だからこそ、返戻金が積立金を上回る保険への加入を強くすすめたいのが40代です。
保険加入がスムーズにできる最後の年代と言っても過言ではない40代です。
50代に必要な保険
何より、50代は金銭面で大きく分かれます。
子供の学費や生活費が最も必要になっている年代と、子供が大きくなり、金銭面に余裕がでてきた年代。
子どもの手が離れた場合
子供の手が離れ、金銭的余裕がある方の場合は、積み立てタイプをおすすめします。
積み立てタイプに加入しても、50代からでは返戻金も高額にならない場合もありますが。定年後の貯金や死亡保障が満期になった後にも、お金に困らないように積み立てることが大切です。
50代の積み立てタイプは月に2万円近くの支払いが必要になる場合もありますが、将来の貯金と考え、加入を検討される事をおすすめまします。
医療保険は必需品です。
50代になると病院へかかる機会が増えてきます。
思わぬ医療費が必要になった時、医療保険に加入しておく事で出費に困りません。
子育て真っ最中の場合
50代で子育て真っ最中。子供の学費や生活費に出費が重なっている方。
そんな方には万が一の場合のみ保証してもらえる、掛け捨てタイプをおすすめします。
ただし保証額が少し高額の500万などのタイプをおすすめします。
可能であれば終身への加入をおすすめします。
終身タイプであれば、万が一の時の場合のみの保証になりますが、一生涯の保証になります。
50代から加入して満期が70歳では、その後に加入できる保険が少なくなってしまいますので、終身タイプをおすすめします。
まとめ
30代・40代は保険加入に最も良い条件で加入でき。積み立てタイプにした場合、比較的良い条件で返戻金がもらえるようになります。
20代の方は、保険加入の条件が結婚により変わってしまう為、あまり必要性は強く感じない年代です。
必要であれば掛け捨てタイプの保険加入で、万が一の時に補えるようにしておくことがベストに思えます。
50代以上になると保険加入条件が厳しくなってくるので、どうしても掛け捨てタイプを選んでしまう方が多くいます。
しかし50代は最も医療費が必要な年代になります。
やはり、30代から保険加入をして、万が一に備え貯金をしておき、老後に困らない様に工夫してゆくことが最も適しているように思えます。
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