ネットの誹謗中傷を3,000円で削除できるニッチな弁護士とは?
ネットの誹謗中傷と言うと、芸能人や有名人しか気にしなくていいような気もします。
しかし、個人で被害にあうケースも少なくありません。
具体的には、故意に個人情報を載せたり・面白半分で誹謗中傷を書いたり、以前付き合ってた異性からリベンジポル○を受けるケースも少ないようです。
その様な誹謗中傷を3000円で削除できるという内容が【マネースクープ】で特集していたので紹介します。
この記事の目次
ネットの誹謗中傷を削除する方法とは?
ネットの誹謗中傷を削除する方法ですが、ニッチ弁護士と呼ばれる・特定の分野に特化した弁護士に依頼する方法でした。
ニッチ弁護士とは?
簡単に言えば、一般的な弁護士さんが取り組んでいないようなニッチな案件を担当する弁護士と言えます。
ニッチな分野で活躍するので、同じ案件を扱うライバルも少ないので、稼ぐことができるようです。
弁護士の就職難が深刻?
そもそもなぜニッチ弁護士が登場したのか?、
以前と比べると弁護士の数は2倍以上になり、平均年収も3分の1以下になった現状があります。
そのため弁護士の資格を取得しても、仕事がないので事務所に雇ってもらえなかったり、雇われても給料が少ないそうです。
このような状況を打破するために、ニッチな分野・自分が得意とする分野に特化したニッチ弁護士が誕生しています。
気になる弁護士の利用費用は?
今回は法律事務所アルシエンの清水弁護士が紹介されていました。誹謗中傷の削除は3,000円と言う番組タイトルでしたが、1件3万円かかるようです。
参照⇒清水陽平|法律事務所アルシエン
同じ掲示板等に削除したい項目が20件あった場合、20件で6万円かかります。
このため、6万÷20件で3,000円ということでした。
1件3万円であっても、どうしても削除したい内容であれば、妥当な金額だと感じる人もいるかもしれません。
ネット情報の削除について
清水弁護士によると、ネットから削除しやすい情報、削除しにくい情報があるようです。
・削除しやすい情報:住所・氏名・電話番号等の個人情報
・削除しにくい情報:書かれていることが本当かどうか確認しにくい情報
次にどのくらいの期間で削除できるのか見ていきます。
国内サイトに書かれた場合
ブログで有名な「アメブロ」やソーシャル・ネットワーキングサービスで有名な「ミクシィ」など、
国内サイトに書かれた内容であれば、早ければ2・3日で削除できるようです。
具体的には、アメブロを運営している会社にメール等で削除依頼を送ります。
この場合は、1件につき3万円かかります。
海外サイトに書かれた場合
ツイッターやフェイスブックなどのサイトは、海外の会社が運営しています。
このように海外で運営されているサイトに掲載されている内容を削除する時にも、メールを送るのですが、ほとんど返信は来ないようです。
メールを送っただけでは解決しないので、裁判を起こさなくてはいけません。
裁判を起こす場合、相談者にかかる費用は総額で約40万円必要になってきます。
このため、削除するまでに1ヵ月半、2ヵ月かかるケースが多いようです。
誹謗中傷を書いた犯人を突き止めたい場合
早めに対応することが重要とのことです。
なぜなら、時間が経ってしまうと記録が無くなってしまうからです。
しかも運営会社ではなく、インターネットの接続業者に問い合わせる必要があるようです。
通常、3ヵ月経つとすべての記録は消去されてしまうそうです。
そのため、犯人を突き止めたい場合は、1ヵ月以内に接続業者に対して、書き込み記録を公開するよう裁判を行う必要があるようです。
この場合は、裁判費用が40万円ほどかかるそうです。
しかし、犯人が特定された場合は、損害賠償請求できるので、裁判にかかった費用等は回収できることもあるそうです。
無料相談を実施しています⇒誹謗中傷対策センター – インターネット上の風評被害・名誉毀損等
まとめ
すでにご存じかもしれませんが、ネットで削除したい情報があった場合、早めに対応する必要があります。
なぜなら、個人情報等を放置しておくと、どんどんネット上に拡散される危険性があるからです。
拡散されてしまうと、さらに対処することが難しくなってきます。
今回のマネースクープでは、ネットの誹謗中傷を削除する弁護士以外にも、ブラック企業専門の弁護士、秋葉系専門の弁護士さんが紹介されていました。
ブラック企業の弁護士ですが、2014年の報酬は1億円以上稼いだようです。
やはり自分の得意分野に特化して仕事にしていくことが重要だと感じました。
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