札束が飛び交った日本経済のバブル期とは?

日本のバブル期はウハウハ
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札束が飛び交った日本経済のバブル期を紹介します。

バブル時代はよかった」という声を聞くものの、バブル時代を経験していないので、どのようによかったのかよく分かりません。

イメージ的には、、お立ち台で女性陣が踊っているような印象が強いですよね?

そこで日本のバブル時代について調べてみました。

1980年代後半に日本経済にバブル発生!

1980年代後半ですが、今から25年以上前の出来事です。

その時代、日本の資産価値の変動を振り返ると、1984年に1万円~11,500円の間で推移していた株価が、

1989年に入ると39,000円近くまで上昇していることが分かります。

 

日経平均バブル期

画像出典:日経平均株価 – Wikipedia

 

日経平均は、代表的な225銘柄の動きを表しているので、主力の株価が上昇していることが分かります。

一番高値で売れた場合ですが、一気に4倍近くまで資産が膨れ上がったことになります。

株取引をしていた人にとって、1984年から資産がどんどん増えていった時代だったのです。

 

株価の次は不動産です。

データを見ると、不動産価格は株価の1年遅れで推移していたようです。

しかも、大都市の商業用不動産を中心に、3倍から10倍以上も価格が跳ね上がったそうです。

 

このような状況なので、現在の就職難とは異なり、出身大学もさほど関係なく大企業に雇ってもらえる状況で、給料もボーナスもよかったそうです。

上場している会社にとっては、株価が上がることで会社の資産も大きくなり・その株価をもっている役員の個人資産も増加します。

 

さらに会社を建てた土地の価格も上昇しているので、店舗を広げる会社も多かったと思います。

 

銀行の方もじゃぶじゃぶお金を貸していたようです。

 

このようにお金・資産が年々増えていけば、誰だって贅沢したり・パーッとお金を使いたくなりますよね?

その結果、1986年から90年にかけて、金融機関の融資残高は200兆円まで膨れ上がり、そのほとんどが資産の取得に使われたようです。

具体的には、株式・不動産・絵画・ゴルフの会員権等が挙げられます。

バブル期のお立ち台

TVの影響だと思いますが、バブル期といえばお立ち台というイメージが強いですよね?

日本経済を振り返るTV番組があれば、必ず女性陣がお立ち台で踊っている映像が流れていますw

お立ち台

 

ここでお立ち台について調べてみると、

「お立ち台」の元祖は六本木スクエアビル3Fの『ギゼ』である。その後麻布十番の『マハラジャ』六本木『エリア』で徐々に認知度が上がり、芝浦『ジュリアナ東京』で完全に周知され市民権を得た。女性客をお立ち台に上げ目立たせることで歓楽的雰囲気を醸し出し、男性客の集客に寄与した。出典:お立ち台 – Wikipedia

ジュリアナ東京

よく分かりませんが、ジュリアナ東京という言葉は知っていますw

 

ジュリアナ東京は総合商社・日商岩井(当時)とイギリスのレジャー企業・ウェンブリーの共同出資により、同年5月15日にオープンした。
所在地は東京都港区芝浦1-13-10。 総面積は1200m²、最大収容人数は2,000人。
ワンレン・ボディコンの女性が集まり「お立ち台」でジュリ扇(羽付き扇子)を振り回して踊る光景が一世を風靡した。
DJジョン・ロビンソンの「ジュリアナ~トキオ~!」は会場のボルテージが最高潮に達するほど有名なMC。出典:ジュリアナ東京 – Wikipedia

 

これを見て、商社が仕掛け側だというのを知ってちょっとびっくり!

また株価のピークを過ぎた1991年から営業していたんですね。

 

ジュリアナ東京

 

株や土地が下がっている1991年から1994年まで営業していたとあるので、

バブルの絶頂期が過ぎても、バブル気分が抜けなかったり・バブル期でうまく売り抜けた人で賑わったのでしょうか?

バブルの崩壊

一般的に絶頂期の次は衰退期と決まっています。

このバブルの崩壊が始まったのが1990年の初めで、1989年12月29日に3万8,915円だった株価が、1990年10月1日には2万221円まで暴落しています。

 

もちろん株で大損した人も多いでしょうが、不動産で大損して借金があり得ないくらいに膨れ上がった人も少なくなかったようです。

バブル崩壊

 

なにせ不動産価格がいきなり5分の13分の1になるわけですから・・・

住宅ローン等で借りている金額よりも資産価値が低くなってしまい、借金を抱える人が多かったと思います。

バブルが崩壊してから現在まで、日本は成長を遂げていないと言われています。

 

最近ではアベノミクスで株価が上昇したように感じますが、施策の内容の方は賛否両論です。

アベノミクスと言えば、公共事業・金融緩和・成長戦略という3つの柱がありました。リスクとしては、失敗すれば借金が膨れ上がるというものでした。

 

首相官邸のHPを見ると、「効果が徐々に表れつつあります」と書かれています。

しかし個人的な意見では、庶民的な暮らしは改善されていません。

たぶん会社員や公務員のように働いている人であればいいのですが、派遣やアルバイトで生活している人にとっては、暮らし自体は改善していないのが現状です。

歴史はバブルの繰り返し?

南海泡沫事件(なんかいほうまつ)

18世紀のイギリスで起こったバブルの名称です。

大航海時代にスペイン領西インド諸島との奴隷貿易を行う目的で南海会社が設立されました。

この株式が空前の投機ブームを巻き起こしたのですが、その後暴落。

この一連の暴落事件が「The South Sea Bubble」と呼ばれたため、この「Bubble」という言葉が現在の「バブル」の元になったようです。

ウォール街大暴落

アメリカのウォール街で起こった株価大暴落で、この事件をきっかけに世界大恐慌へ突入します。

※日本においても

株価の話に限定すれば、ITバブルがありました。確か100万円のヤフー株をずっと持っていれば1億円になったという話や、ソフトバンクの株価も最高で2,000万円まで上がっていました。

その後、ITバブルは崩壊し、村上ファンド事件・ライブドアショックなどが起こっています。

まとめ

バブルについて調べた結果、このバブルが日本経済の歴史的ピークだったことが分かります。

このバブル崩壊の影響が未だに根強く残っている可能性も否めません。

当時、日本のバブルは4年間続きました。

もちろんバブル初期から株や不動産に参入できた人は少ないと思いますが、それでも羨ましい限りです。

最近では仮想通貨バブルなどもあったので、情報のアンテナをはっておけば、今後も資産を増やすチャンスを掴めるかもしれません。

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