アマゾンは設立より7年間赤字だった!ジェフ・ベゾスの理念とは?

アマゾンで商品が届かない

アマゾンは設立より7年間赤字だった!ジェフ・ベゾスの理念とは?

現在のアマゾンは巨大企業で、2016年の売り上げは約15兆円と言われています。

しかし、アマゾン設立当初から7年間は赤字続きだったそうです。

 

そんな状況の中、どうやって成功したのか、創設者のジェフ・ベゾス氏の考え方や、アマゾンの経緯を見ていきます。

1994年にCadabra.com を開業

ジェフ・ベゾスは30歳のころに投資会社で働いており、この時に、インターネット利用者の伸び率に着目します。

そこで、インターネットビジネスを始めることを決意します。

初めはCadabra.comを開業し、ネットで本を売っていきます。

アマゾン買取の本

 

なぜ、最初に本を取り扱ったのかと言うと、どこで購入しても内容は変わらないからです。

また劣化しにくいという特徴もあります。

そもそも

無名な会社が食品など他の商品をネット通販で取り扱っても、誰も買ってくれないですよね?

 

普通にスーパーに行くと思います。

しかし本であれば、内容は同じなので、どのお店で買ってもらえたのです。

※余談ですが、最近ではネットで本を買取している会社が増えています。

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1995年にAmazon.comとしてスタート

Wikipediaによると、1995年にAmazon.comとして正式にスタートしています。

1997年には、株式を公開。

アマゾンはなぜ7年間も赤字だったのか?

ネットビジネスですが、店舗ビジネスと比べると設備投資費用が少ないので、比較的利益も出しやすいと言われています。

しかし、アマゾンでは7年間赤字という状況が続きます。

 

この大きな理由として、取り扱う商品の種類が増えて、商品を置いておく巨大な倉庫があちこちに必要になったそうです。

アマゾンの食品・飲料

 

それでもジェフ・ベゾスの理念は、短期的な利益を求めず、顧客へのサービスに投資するというものでした。

 

つまり現在は赤字の状況でも、

顧客重視のサービスを提供していれば、結果は後からついてくるという考え方です。 

例えば株をやっている方で、ちょっと上がればすぐに利益を確定して売ってしまう人もいるでしょう。

しかし、短期の利益を追求せず、長期保有することで、大きな利益を得る人もいます。

もちろん時代背景もあると思いますが、大きく稼ぐには、短期的な視点だけでなく長期的な視点が必要です。

2001年に日本へ進出

そんな赤字が続いている状況の中で、アマゾンは日本へやってきます。

ここで、赤字の状態で、どうやって日本へ進出できたの?と思うでしょう。

アメリカにはエンジェル投資家(個人の富裕層)という人たちがいて、その人たちが投資してくれたそうです。

 

もちろん見返りとして、株や転換社債を受け取っているようです。

投資信託の税金

 

日本へ進出した時期くらいから、徐々に黒字になっていきます

2017度はAWS(アマゾンのクラウドサービス)の売上や、アマゾンのプライム会員費なども好調のようです。

アマゾンの新サービス

池上彰さんの番組で、ドローンをはじめ、アマゾンが実験的に行っているサービスが紹介されていました。

レジのいらないコンビニ

現在の日本では、無人のレジをチラホラ見かけるといった状況ですよね?

少し面倒ですが、自分で商品を1つ1つバーコードに読み込ませて、会計をするセルフレジです。

しかし!アマゾンの試みでは、レジもなく、店内にある商品をバッグにつめて、そのまま外に出るだけです。

 

商品を手に取ることで、自動的に金額が加算され、商品を元の位置に戻すとキャンセル扱いになるようです。

最終的にゲート(出入り口)を通過すると、お支払いが確定するといった仕組みです。

アマゾンのレビューを重視した本屋

アマゾンでは、実店舗の本屋も出店していました。

普通の本屋との違いは、アマゾンのレビューに基づいて配置されているところです。

まとめ

アマゾンは7年間赤字という状況でしたが、ジェフ・ベゾスの結果は後からついてくるという考えで、利益が出たら顧客やその他のサービスにお金をまわしていました。

自分で起業してる人の特徴をまとめると、やはり、利益を次の投資にまわして会社を大きくしている人が多いと思います。

そう考えると、投資に関しても、配当重視ではなく、複利で資産を増やしていった方がよさそうですね。

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